倫理観欠如の巻 | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

 

少し前の話になるのですが、夏休みに入って遊びに来た娘と孫たちと、近くの温泉に行った時の話。

 

脱衣室で

 

「おばあちゃん、あれ・・・」

 

といって、何やら私に目で合図。

 

目の先をみると、なんと千円札が落ちていた。

 

それを見た途端、私の手は驚くほどのスピードでそれを拾い、孫と見つめ合いました。

 

孫の目は明らかに「やったね!」と瀾瀾!

 

その一瞬とも思える時間内に、私の脳みそはAIのように様々な事を考えたのでした。

 

私一人であれば、何の問題もなくポケットの中なのですが(笑)状況が違います。

 

孫の前でそのような行為をしていいはずもなく、模範ともなるような行動を!と心の中でささやく声も聞こえます。

 

が、現実は私の中にかすかにあった正直者の存在は、見事に消されていきました。

 

「しめた!」お互い暗黙の了解。

 

ふっと私は、今はどこにでも設置されている防犯カメラというものの存在が気になり、辺りをチラチラ。

 

その様子を見た孫、感が鋭い!

 

「ばあちゃん、女子の脱衣場にカメラなんか付けたら、それこそ犯罪だよ!」

 

と、私の懸念を見事に見透かしたのでした。

 

「なるほど!」とその素早い孫の反応に痛く感激してしまっている私。

 

しかし、私の中途半端な正義感というよりは、一気に色々な事を考え、オーバーヒートしてしまった事もあり、

 

「見つけたのはあなただから、お母さんと相談しなさい」と、ここで明らかに責任回避。(どこかの政治家のように。)

 

すると、

 

「見つけたのは私かもしれないけど、拾ったのはおばあちゃんだよ」

 

ときたもんだ!

 

たかが千円なのか、されど千円なのか、これを間に3~4分間のすったもんだ劇場。

 

笑ってしまいますが、人間ってやっぱりとっさの時に、その人の素性、性格、日ごろの行いがひょっこりと顔を出すものだ、と感慨深い気持ちになりました。

 

いいふりこきは、余裕のある時にしか出来ませんね~

 

果たしてこの落とし物は、最終的にはどうなったのでしょうか?