着てはもらえぬセーターを・・・ | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

(2016年撮影)
MIYUKIです。
 
最近よく天気予報で耳にする「今まで経験したことのないような・・・」「100年に一度の・・・」
 
まさに様々な場所で、雪の降り方が異常な状態になっているようで、ここも経験が無いほどに雪が降りません!
 
「こんな年もないよね~でも必ずドバッてやってくるんだよね~」
 
と会話をするのですが、今の所降る気配がなく、とても楽をさせてもらっているのですが、平年の4~10倍の雪が降ってしまっている山陰や中部地方、積雪に慣れていないだけに、機能がマヒしていて大変なんだろうな・・・慣れているこちらに降ってもいいころなのに・・・と思ってしまう位です。大雪に見舞われている皆さん、頑張ってください。(お気の毒としか言いようがありません)
 
ところで、ここの所昨年から引っ越しの話題が続いていますが、今回も引っ越しにまつわる話です。
 
持ち家になり、引っ越しと縁遠いい環境になり、それと同時に意識的に大々的な大掃除をしないと、色々なものが色々なすまっこにそのまましまい込まれている状態になってしまうもので、まさに我が家はその典型。
 
最近の断捨離の流行で、スッキリくっきりさせている人も多い事でしょうが、我が家は違いました。
 
よくもま~こんなものが後生大事にしまわれていたもんだと思うような代物から、懐かしくその時代にトリップしてしまうような物まで、ありとあらゆるものが、ありとあらゆる場所から顔を出してきました。
 
その中の一つに、忘れもしない私の手編みのセーターが出てきました。
 
それはなんと、結婚前に今の(そう、間違いなく今の)主人に作ってあげたセーターです。
 
まさに、この人と結婚という忍耐と戦いの日々がやってくるとはこれっぽっちも想像出来ずに、ひと針ひと針思いを込めて編み、プレゼントをしたセーターです!
 
その頃は、結構周りに彼氏にプレゼント、と言ってマフラーや手袋、セーターを作っていた女達が結構いました。
 
私もその中の一人。
 
もともと根性が無い、といいますか継続力の乏しい私、本当に出来上がるのかとても不安でしたが、エイヤっと紳士物のセーターを作るのに必要な純毛の毛糸を買い付けました。
 
さあ、やるしかありません。
 
毛糸のセーターを夏にプレゼントをする愚か者はいません・・毛糸は季節ものです。とにかく間に合わせなくてはならないのです、冬に・・
 
その必死の姿からは、多分かなりのオーラが出まくっていたのではないでしょうか?
 
最終的には、私の母の力をも借りて完成させたのです。
 
母という存在は実に大きなものでした。
 
例え、手編みが上得意の父親がここにいたとしても、娘のBFにプレゼントするセーターを手伝ってくれる父親がいるでしょうか?
 
「手が変わると雰囲気が変わっちゃうんだよね・・」
 
そんな事を言っている場合ではありません、母も娘の思いを叶えてあげようと必死。
 
記憶は定かではないのですが、片腕の分くらいは母の切羽詰まった思いがこもったセーターが完成しました。
 
当然喜んでくれました!
 
着てくれました。
 
2回だけ・・・
 
たった2回だけ・・・
 
結婚後分かった事ですが、基本もこもこの服は嫌い、ゆるい服は嫌い・・・
 
それが前もって分かってさえいれば・・・後の祭りです。
 
殆ど着てもらえなかったセーターを前に、思わず
 
「着てはもらえぬセーターを~」という、都はるみのヒット曲が頭の中をぐるぐる駆け巡りました。
 
捨てる事が出来なかったんだな~
 
転んでもただでは起きないこの私、いつかこのセーターをほどき、今の愛情の矛先である孫のセーターに・・・と性懲りもなくそんな思いを巡らせているのです(;^_^A