ラクをしないと成果は出ない | One of 泡沫書評ブログ

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世の中にいったいいくつの書評ブログがあるのでしょうか。
すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

ラクをしないと成果は出ない (だいわ文庫)/日垣 隆
¥680
Amazon.co.jp


ツイッターで著者をフォローしていたら、久しぶりに氏の著作を読みたくなったので早速本屋で購入。(私はなるべくAmazonでは買わずにリアル書店で買うようにしているのだ。無駄な行為と笑わば笑えw)


じつはもっと本をたくさん読んでるのだが、最近どうにも筆が乗らず文章を書く気にならない。ブログを始めた理由が文章を書き慣れるため、なのだから、クソでもいいから毎日書き続けることが重要だと思うのだが、やはりコンスタントに継続することは難しい。長さも内容も問わず、好きな時に何を書いてもいいというブログのですらそうなのだから、逆に、だからこそプロがコンスタントに質の高い(=商品となる)文章を生み出し続けていることが凄いことだとわかる。


さて本書は、一言でいえば、フリーランスのジャーナリストとして非常に息の長い著者の説く”生産性向上の秘訣”である。これは著者が自信を持って「ビジネス書のコーナーにおいてくれ」と言うくらいだから、珍しく(?)ベッタベタの自己啓発系の内容となっている。


残念ながら(?)すでにdankogai によって書評済み(オビにもそう書いてある)のため、これ以上わたしが駄文を連ねるわけにはいかないだろう。まあ、それはともかく、確かにここに書いてあることを実践できれば、わたしでも日垣氏の次くらいの腕っこきのジャーナリストになれる。そんな気分にさせてくれる本である。


それにしても、毎日平平凡凡と生きていると、こういう自律的な自営業者のエッジのきき方がものすごく新鮮に映る。だからこそ、こうしたフリーランスの人から見ると、鬱々と楽しまない(?)サラリーマンはいいカモなのだろう。わたしを含む多くの善良な(笑)サラリーマンたちは、自己啓発本に書いてある内容の半分くらいは、読まなくても気づいているはずなのだ。だが、気づいていても実践できないような人ばかりだろう。だから、こうして自己啓発本を次々と買ってしまうのだ。まさに、「新しいダイエットを試すように買って読んでは「結局役に立たなかった」とお嘆き(by dankogai)」状態であるw


そろそろカモになりたくないなぁ・・・と思いつつ、再び新しい自己啓発本を探す旅は続くw