続・投票に行こう | One of 泡沫書評ブログ

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世の中にいったいいくつの書評ブログがあるのでしょうか。
すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

前回のエントリで「投票に行こう 」と書いた。


その思いが届いたのだと信じよう。なんと、今回の衆議院選挙は、69%超と、じつに前回の小泉選挙をも上回る素晴らしい出来だった。今回の選挙は巷間言われているように自民と民主の「ばらまき合戦」だったから、別に民主党が勝とうが勝つまいが、わたしにはどうでもいい。投票率が7割に迫ったという事実こそが素晴らしい。無意味な所得移転ばかりを志向する層が少しでもダメージを受けていてくれたら何も言うことはない。これで年齢別投票率で、若者が老人を上回っていればさらに言うことはないのだが・・・。



宴が終わって、一晩明けたところで、多くの人がワイワイ言っているが、いつも見ているブログ主さんたちは、さすがというべきか、ポリシーがしっかりしていて、発言がぶれない。うらやましい。


自民党は「保守主義」で再生せよ - 池田信夫

なぜ勝たせてもらったのかをよく考えるべきだ



「別に自民でも民主でもいいから、しっかりやってくれよ」ってな感じである。


個人的には、もう少し昔の自民党、社会党上がりの老人が一掃されてほしかったが、なかなかそうもいかなかったようで残念である。森元首相があっさり当確しちゃったのはガックリきたし、民主党でも渡辺さんみたいな長老が当選しちゃったのはなんだか解せない。これなら、まだ「外山公一的当選」の磯谷香代子 さんのほうが若い分、期待できそう。こういうことがあるのが、選挙の面白いところだ。まあ、あまり性急な転換は好まない国民性だということだろうから、徐々に変化するのを待ちたいところだ。



これから当分の間、初物だらけの内閣をめぐって相当な思考的混乱があるはずだが、このへんをうまくまとめて、ひとつの方向性を打ち出し、さらに日常の政治活動を回していくのは相当大変だろうと思う。こうなってくるとやっぱり、経験のある小沢さんを中心に鳩山さん、菅さん、岡田さんあたりの古株が実務を主導していくんだろうなぁ・・・そう考えると、なんか自民党と変わらない気がしてきたのはわたしだけだろうかw 竹中さんとかを入閣させると一気に見直すのになぁ。超サプライズで、みんな一斉に支持し始めるに違いない。



ま、とにかく、歴史的な場面であることには間違いない。麻生さんは歴史的大敗を喫し、野党に転落したときの最後の首相・・・というような感じで、ひとびとの記憶には残るから、それもまたよかった?