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インテリスタのブログ

サッカーについて勝手な事を書いています。
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 2013年9月10日、キリンチャレンジカップ2013第2戦ガーナ戦。課題でもあるカウンターでの守備から失点したものの、結果3-1と悲観的な出来ではなかった。当然全てが上手くいったわけではないものの、この2戦は少なからず選手の自信となっただろう。チャンスの数と得点数が比例しないのはある意味いつも通りではあるが、やはりシュート意識を含め改善は必至だろう。ただ私個人として率直にこの試合で感じたのは、流れの悪い時間の過ごし方が日本は上手くないと言うことだ。もちろん今に始まったことではないが、この試合はよくそのことを感じた。

 

前半早々から日本は積極的なプレッシングから、前線4人の技術力を武器にした攻撃でいい流れを作った。この時間帯は吉田と今野を中心としたディフェンスラインも高い位置を保ち、非常にいいラインコントロールをしていたように思う。しかしプレッシングが掛かり辛くなると、奪いたい位置がはっきりとしていなかった。プレッシングが掛からなくなった理由は日本の疲労やガーナの慣れなど様々な理由が考えられるが、疲労などからプレッシングに無理が出たのであれば、その時間はラインを全体に下げればいいと思う。やはりその判断は、試合の流れを読みながらディフェンスラインのどちらかが率先して指示していかなければならない。出来れば吉田にリーダーとなり判断してもらいたいが、それを考えるとやはり今の日本代表は、絶対的なディフェンスリーダーが不在だなと改めて感じさせられた。

 

これも個人的な意見なのだが、失点シーンに関しては、少し“ボールを奪う”ということに集中しすぎた結果のようにも思う。ディフェンスはボールを奪う、ということも目的のひとつではあるが、まず絶対的にゴールマウスを守らなければならない。今回の失点は人数がいたにも関わらず、ボールサイドに人数が偏り、内田サイドは1対1の状況であった。もちろん内田の対応の問題やガーナの上手さということもあるが、最終的にペナルティエリア付近に日本人が7人、ガーナ人が3人の状況であれば、もう少しうまく対応できたのではないかと思う。あくまで結果論であり難しい対応であったことは間違いないが、あの相手がスピードに乗ったカウンターの場面で、今野がドリブル遅らせるのではなくボールに向かって行ったことは残念でならない。



 攻撃に関しては、本田、香川、清武、柿谷という歴代最高といっても過言ではないテクニカルな前線であったため、ワンタッチ、ツータッチでもボールはよく回った。共通理解も浸透しているようで、3人目、4人目の動きで決定機を作っている場面を見ると、非常に胸が踊る思いであった。しかしやはり前半決定機で決めきれないというよりも、打ち切れない場面が目立ったというのは少々残念だ。後半は香川の珍しい強烈なシューからの得点で同点に追いつき、結果としてはいい流れで試合は終えられた。柿谷に関しては、シュートにつながるポストプレイなどはさすがであったが、やはりもう少し本田らに気を遣わず、もう少し積極的に自らの得点を目指して欲しかったようには思う。本田、香川との関係も今までの1トップの中では最もいいようには感じるので、今後により期待したい。個人的には岡崎もいるが、もう一度この4人の前線を見てみたいと思った。



 グアテマラとガーナという違いはもちろんあるが、この2戦を見れば今野や吉田よりも森重が最も優れたパフォーマンスを示していたと思う。内田と酒井高徳ではまだ内田の方が試合を読む能力があり、現状ではスタメンは内田の方が有力だと感じた。長谷部や香川の調子が上向きであることも喜ばしい事だ。遠藤も運動量豊富で素晴らしい活躍をしているが、多くの人間が思っていることだと思うが、やはり全盛期に比べ細かなパスのズレが目立つことが気になってしまう。ガーナ戦ではMVP級の活躍をしているだけに、1年後に標準を合せ、最もよかった頃の輝きを取り戻してもらいたい。前線の本田は2戦ともしっかりとチームの中心となって見せた。柿谷や大迫も全体的な出来はよかったと思うが、やはり得点は欲しかった。ザッケローニ監督が試した戦術でいえば、やはり3バックはオプションの域を出ないだろう。



 今回の2戦で、ザッケローニ監督の試したいことは大方試しただろう。結果としても2連勝、課題の失点も1と、決して悲観的な出来ではなかった。しかしまだ試合を通してのチームとしてのディフェンスには改善の余地があるだろう。流れが悪くなった時やプレッシングが掛からなくなったときのボールの奪いどころやライン設定を含め、それをまとめるリーダーとして特に吉田には開花してもらいたい。その為には、吉田は試合の流れをきちんと読み、その場に臨機応変に対応できる状況判断力を身に付けなければならない。今回の2戦、結果としてみれば試せたという意味で非常に有意義であった。工藤以外の新戦力が結果を残せなかったことは残念だが、柿谷、大迫に与えられるチャンスがこれで最後ということはないはずだ。3バックはまだ強豪相手に使用するにはリスクが高く、現状では一つのオプションとしての位置づけで、本格仕様には至っていないと思う。2連勝という結果、新たな戦力と海外組の融合、完璧に内容が良かった訳ではないが、この2戦、ザッケローニ監督にとっては非常に貴重な時間となったことだろう。