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インテリスタのブログ

サッカーについて勝手な事を書いています。
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日本代表CB吉田麻也の所属するサウサンプトンFC。2004‐05シーズンにフットボールリーグ・チャンピオンシップへ降格以降、3部相当のフットボールリーグ1にまで降格。昨季ようやくプレミアリーグに復帰した中小クラブだ。昨季の目標は“残留”であり、戦前の予想も決して高いものではなかった。しかし昨季のサウサンプトンは、開幕こそ4連敗スタートを切ったものの、11節以降で喫した敗戦は28試合で僅か7。引き分けこそ多かったものの、チェルシー、マンチェスター・シティ、リバプールに勝利するなどジャイアントキリングも起こし、結果14位と見事残留を果たした。そんなサウサンプトンにあり、チーム最多となる15得点を挙げチームを残留に導いたのは、31歳を迎えたベテランCFだ。今年8月には代表にも招集された大型CF、それがサウサンプトンの点取り屋、リッキー・リー・ランバートだ。

 

 ランバートは、数々の下部リーグを中心に活動するクラブを渡り歩いた苦労人だ。所属したクラブはブラックプールFC、マクルズフィールド・タウンFC、ストックポート・カウンティFC、ロッチデールAFC、プリストル・ローヴァーズFC、そして現在のサウサンプトンFCだ。2010‐11シーズンにプレミアリーグに所属したブラックプールは名前を知る人が多いだろうが、その他のチームは現在4部相当のフットボールリーグ2や、5部相当のカンファレンス・ナショナルに所属するクラブだ。彼の能力が開花しだしたのは2008‐09シーズンのプリストル・ローヴァーズ時代、彼が26歳を迎える頃であった。3部リーグ得点王に輝くと、2009年に当時フットボールリーグ1のサウサンプトンに加入。同年2年連続の得点王に輝き、サウサンプトンをチャンピオンシップ昇格に導いた。更に彼は翌シーズンにもチャンピオンシップ得点王を獲得、フットボールリーグ1から僅か2年でサウサンプトンをプレミアリーグへと押し上げた。そして昨シーズン、既に30を越えたベテランとなった彼は、プレミアリーグでも15得点を上げ、その得点力が1部でも通用することを示した。


 30歳にしてプレミアデビューを果たした遅咲きの点取り屋は、フィジカル能力に優れるパワフルなボックスストライカーだ。サウサンプトンという決して強豪とは言えないチームに所属し、前線で起点となるプレーも可能とするが、より特化するのは得点能力だろう。スピードやスタミナなど“縦”へのフィジカル能力は及第点ほどだが、空中戦や対人のフィジカル能力は超人的だ。点で合わせるヘディング能力、シュートまで持ち込む能力もあり、1発で状況を打開できる選手だ。代表でも9月6日に行われたW杯予選モルドバ戦では価千金となるヘディングでの得点を決め、彼の得点能力は既にイングランド中が認めるものとなっている。


 31歳というサッカー人生の終盤に差し掛かり、遂に国に認められた点取り屋、リッキー・リー・ランバート。プレミアリーグに所属することなく苦難の時を過ごした若手時代であったが、地道に下部リーグで得点を積み重ねた彼に、この1、2年でついにスポットライトが当たった。才能あふれるプレーヤーが多く招集される代表チームにあり、30歳を越えたベテランが代表に初招集されるということは非常に稀だ。更に彼に至っては、プレミアリーグ2年目という実績も決して多くはない選手だ。このベテランの飛躍は、今はまだ花の咲かない、全てのサッカープレーヤーの希望となっているだろう。