【右の大砲】‐ファン・グアドラード | インテリスタのブログ

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 2011年セリエA第1節。インテルはレッチェと対戦した。明らかな格下であるレッチェに先制を許したものの、結果として41と逆転勝利を果たした。長友佑都も左サイドバックとしてフル出場を果たしている。長友はクロスや技術面に改善の余地はあるが、贔屓目を抜きにしてもセリエAトップクラスの走力と持久力を誇る選手だ。対人ディフェンスで抜かれることもなくはないが、スピードで完全に振り切られたことは、私はインテル時代で2度しか記憶にない。記憶にあるのはACミランのアレシャンドレ・パトと、元インテルで現在はパルマに所属するジョナタン・ビアビアニだ。だがそんな長友と1試合を通してスピードで互角以上にやり合った選手が、レッチェに存在していた。第20節でも先発したその選手は、右サイドでインテルのドリブラー、マウロ・サラテを完璧に押さえ込み、対人の強さ、圧倒的なフィジカル能力を見せつけた。前節では長友に2アシストを許したが、この試合では最後まで持久力が落ちることもなく、インテルの左サイドはレッチェの右サイドに仕事を許されなかった。当時私は純粋にこの選手をインテルに欲しいと思っていた。しかしその選手は現在、強豪の1つであるフィオレンティーナに所属している。SBからWGまで全てこなすことができるヴィオラ右の大砲。それがコロンビア代表、ファン・ギジェルモ・グアドラードだ。

 1988年生まれ、現在25歳のグアドラードは、2009年よりイタリアに渡ってきた。ウディネーゼに所属していた彼だが、目立った活躍はなく2011年にレッチェに武者修行に出る。だがこのレッチェで安定した試合出場を果たすと才能が開花。インテル戦でも圧倒的な存在感であった。その後すぐにウディネーゼではなくフィオレンティーナが彼を引き抜いた。

 彼は抜群のフィジカル能力有しながらも、攻撃面ではテクニック豊かなドリブラーだ。フィオレンティーナではスピードとテクニックを生かし、味方とのコンビネーションで中に切れ込むプレーも見られる。ディフェンス面ではポジショニングなどに改善の余地はあるものの、単純な走り合いになればまず負けることはない。現在はWGやサイドハーフでの出場がほとんどであるが、右ならどこへでも顔を出すことができる。ディフェンスより攻撃が好きな選手であることは間違いないだろうが、彼の対人ディフェンスの強さも評価せれて然るべきだと考えている。

 試合を観ていると極稀に、意識しなくとも目が行ってしまう選手が現れる。もちろん1試合のことであり確実ではないが、それでも本当にいい選手だと感じれば意識しなくとも目に入る。それが無名な選手だとしてもだ。2011年、インテルを中心に見ていた試合にありながら最も目に止まった選手、それがファン・グアドラードであった。彼は現在でも間違いなく、セリエAトップクラスのサイドアタッカーだ。コロンビア代表ファン・ギジェルモ・グアドラード。はっきり言う、彼がインテルに欲しい。