羅針盤」 作詞・作曲 川畑 健


駆け抜けた季節は光陰矢の如く

振り返る隙きも与えずに疾走る

遷りゆく時代の狭間で踊る

ひたむきに拳を握り締めて疾走る


絶え間なく躍動を刻む鼓動

息の根が途絶える前に

「今」を生きよう

打ち付ける激しい雨は御霊を憂い

降り注ぐ月の光は闇を照らす


鳴り響く生きとし生ける者の息吹

重ね合う夢とリアルな「今」に迷う

不確かな手には取れない無常の世界

谺する祈りにも似た僕らの波動


落としこんだ「点」は

やがて「線」となり

往にし方の彼方へ君を誘う

指し示すヒカリの中に…