「頂〜冒険者の詩」
作詞・作曲 川畑  健

吹き荒れる
稜線の冷えた風に晒され
ただ独り
頂を目指し進む…

容赦なく襲いかかる
氷の壁に阻まれ
立ちすくむ両脚に
命を託す…

舞い上がる雪煙
降りそそぐ淡い陽線

風はやみ
静寂の碧いベールが包み込む
頂は旅人を
沈黙のまま諭す…

舞い降りる月明かり
さんざめく…
星の瞬き

汚れちまった哀しみを
山神達に手向けて
旅人は頂に
背を向けて進む…

人は皆  恋焦がれ
神道に  導かれてゆく…

還るべき人のもとへ
永く続く稜線
頂は旅人に
風の便りを託す…