食事は楽しいけど、後の洗い物は…
あまり楽しいものではないですよね。
特に来客があると洗い物の量が大変。
私も洗い物、以前はイヤでした。
でも、ある時からイヤでなくなった…
と言うよりも「大事な時間」に
なったのです。
なぜか?
その前にこんなお話をしましょう。
これは昔読んだバグワン(Osho)の
講話録にあったお話です。
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昔、有名な禅僧のお寺に少年が修行に来た。
その少年僧は毎日毎日、掃除などの下働きを
しながら思っていた。
「いつになったら師匠は『禅の奥義』を
教えてくれるんだろう…」
ある日、朝食の後、廊下で少年は師匠と
出くわしたので思い切って尋ねた。
○「先生、いつになったら禅の奥義について
教えていただけるのですか?」
すると師匠は少年僧に尋ねた。
●「朝食は済んだか?」
○「はい、いただきました」
●「そうか。では、お鉢を洗っておきなさい」
○「は…はい」
少年僧は、ぽか~んと師匠の後ろ姿を見ていた。
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この話、「それがどうした」と思うかも
しれませんね?
でも、当時の私は深いものを感じました。
しかし、それを実践するまでには、さらに
長い時間がかかりました。
さて、「洗い物」の話に戻りますが、私が
洗い物を楽しく充実した時間に変えたのは:
好きな音楽を聴きながら
「このお皿の汚れを落とすのは、自分の
魂の汚れを落とす大事な作業なのだ」
と納得したからなのです。
実際、音楽をかけながら洗うと、
3~4曲で終わってしまうことが多い。
つまり10分~15分程度のことなんですね。
「イヤだイヤだ」と後回しにすると
洗い物はどんどん溜まって、見るだけで
イヤになってしまいますから、できるだけ
溜めない方が良いと思いますが…。