いい出会い | ネフローゼ4年目のブログ

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体がつらいこともなく不安も余り感じずに、仕事があってご飯が食べれた一日。
そんな日々を送れることが幸せなんだと実感できるようになりました。

久々にどハマりする曲があって、知ってから4日で50回は聞いてます。

映画にしろ音楽にしろ、もちろん人にしろ、出会いって素晴らしい。

自分にとって特別な何か。なんとも言えない多幸感に包まれてこんな音楽を作ってみたいとか、この人がそばにいてくれるだけで他には何もいらないと思えるような出会いがある。

人によって好みは違うから、ある人にとってはとても大事だったり大切な物や事柄も、別の人にとってはなんとも思わなかったり寧ろ嫌いだったりするのって当たり前だけど不思議な事だし少し悲しいです。

そんなことを考えてたら寅さんのことを思い出しました。

映画「男はつらいよ」の中で(何作目かは忘れました)寅さんがある女性に出会います。
その女性はお金がなくその晩の宿代もありません。

哀れんだ寅さんは彼女を自分のとっていた宿に泊めてあげるのですが、その晩、部屋に敷かれた布団を見て彼女は服を脱ぎ出します。

自分の体でしか礼ができないというわけです。
慌てて寅さんはそういうつもりで優しくしたわけじゃないよ、と服を脱ぐことを制止します。

「だけどこんなことでしか恩返しできませんので・・・」

それを聞いて寅さんは言います。

「俺の故郷にな、ちょうどあんたと同じ年頃の妹がいるんだよ。もし、もしもだよ、 その妹がゆきずりの旅の男に、たかだか二千円ぐらいの宿賃でよ、その男がもし、 妹の体を何とかしてぇなんて気持ちをおこしたとしたら、俺はその男を殺すよ」

10年以上前に観た映画なのでセリフははっきり覚えていませんがこんな感じのシーンがありました。

深く考えず誰かを酷く扱ってしまうときがあります。でもその人は誰かの大事な大事な、特別な人であるはずです。

深く考えず何かをバカにしたり文句を言ったりしてしまうこともあります。
でもそれも同じで、誰かにとってはとても大事な「何か」だったりする訳です。

私もあなたもそうなのかもしれない。
自分自身の心を酷く痛めつけてるときがあるはずです。

でも、私やあなたのことを大事な大事な、特別な人だと思ってくれてる人がいたりする訳です。

そういう意味でも自分のことを傷めつけないって実は大事なことですね。