初心が変わっていない事の証明
除隊直後ジンが驚くべき姿を見せた。ソウルに移動した後、当日にインターネットライブ放送を通じてファンとコミュニケーションを取った。
除隊後はしばらく休んでも誰も何も言う人はいないのに自ら進んで除隊当日からスケジュールを消化したのだ。普通、新人の時はファンとのコミュニケーションに熱心だが、スーパースターになってからは少し少なくなったりする。ジンは今、韓国を越えて世界最高水準のスターになったにもかかわらず、除隊当日からファンを訪れた。まさにこのような姿がファンが望むスターの姿だ。
BTSはもともとファンとのコミュニケーションで有名だった。米国の授賞式に参加した後、一般的にはアフターパーティーに行ってポップスターや米国業界の関係者たちと交流するはずだが、防弾少年団はすぐ宿舎に戻ってファンとライブコミュニケーションを取ったりもした。今回ジンは、そのような防弾少年団のメンバーとして初心が変わっていないということを示した。
除隊の翌日の行動も驚くべきものだった。ジンは6月13日ソウル蚕室室内体育館で開かれた「2024フェスタ」に参加した。毎年BTSデビュー記念日にフェスタという巨大行事が開催されるが今年はメンバーのほとんどが軍にいるため、室内体育館で行われた。その行事でジンは、なんと1000人のファンを抱きしめるハグ会を行った後、2部では別途ファンとコミュニケーションを取った。またWeverseを通じたライブ放送も進行し、全世界177ヶ国・地域の視聴者が接続した。元々ジンは「1年6ヶ月という途方もない時間を待ってくれた多くのファンを抱きしめたい」と野外ハグ会を提案したという。しかし所属事務所が安全問題などで反対し、結局、室内体育館で行うことで折衝された。ジンは3000人のハグ会を提案したが、所属事務所の引き止めで1000人規模に縮小されたという。これを見ればジンがどれほどファンと一緒に過ごしたがっていたかがわかる
ジンはまた「これから僕が(ファンを)どのように楽しませるか1年前から構想した」と話し、今後の活発な活動に対する意志を明らかにした。このように待ってくれたファンの期待に応えながら、軍隊から出るやいなや「嵐の日程」を消化する姿はまさにスター除隊の模範を示したと言える。
ジンは除隊当日に進行したライブ放送を通じてしなくてもいい謝罪を行ったりもした。ハグ会の応募手続き論議について「僕が気を使えなかったようだ。申し訳ない」と頭を下げた。「ハグ会への応募条件が『BTS』のアルバム購入なので、ファンにアルバム在庫の処分をさせようとしているのか」と反発したためだ。所属事務所がすぐに謝罪し、条件を修正した。これはジンとは関係ないことだ。ジンは大きな枠組みでハグ会をしようというアイデアを出しただけで、具体的な進行は所属事務所が自ら進行した。したがって、ジンが謝る理由がなく、普通、芸能人は気まずい案件に対しては言及自体をしない。しかしジンは除隊初日のライブを通じて包括的・道義的に謝罪し、格別な責任意識を示した。
ジンは軍服務も熱心だったと推測される。中隊内で数人だけが合格できるという特級戦士に選ばれ、2度も早期進級した。陸軍戦士賞をはじめ師団長級の賞状2~3個、大隊長級の表彰7~8個も受けたという。ワールドスターという意識もなく、本当に1人の私兵になったようだ。JINが除隊する時、戦友達が嗚咽し、ジンも2回涙が流れたという。軍服務に臨む姿勢も、除隊後BTSに戻ってファンに臨む姿勢も、いずれも模範そのものだ。