ネパール語を日本で学んでいる方たちで苦労されている方に解りやすく、また役立つ情報をお伝えできればと思います。日本には 、”基礎ネパール語”や”ネパール語で話しましょう”、”CDエクスプレス ネパール語”などが販売されていてどれもいい文法書ですが、それらだけを学んでも現地で勉強しないと十分話すことは難しいでしょう。
1、チャ(छ) とホ(हो )の違い
ネパール語で初めにぶつかるのがこのチャとホの違い。
英語ではisですべて表現されるのがネパール語では少しややこしく何を表現するかによって変わってきます。
例えば英語ではその存在、同等、場所また物事を形容するとき
どれでもisとその変化形でいいことを学ばれたと思います。ネパール語の場合はチャとホを使い分ける必要があります。
同等 これはペンです यो कलम हो |ヨ カラム ホ
存在 ペンがあります कलम छ |カラム チャ
場所 ペンはテーブルにあります कलम टेबलमा छ |カラム テバルマ チャ
描写 このペンはいいペンです कलम राम्रो छ |カラム ラムロ チャ
簡単に言うとチャは
1 何かの存在またはその否定
2 どこ(場所)に何かがある
3 形容詞の後
ホは
名詞の後
と覚えておけば易しいと思います。この大原則を覚えておけば混同することはないでしょう。
2、こそあど言葉
ネパール語とこのこそあどは対応するものがあります。しかし指示詞にあたる言葉はネパール語で非常に多いので後に詳しくのせたいと思います。とりあえず、これとそれを覚えましょう。
これ ヨ यो कलम ヨ カラム このペン
それ テョ त्यो कलम テョ カラム そのペン
これら イ यी कलमहरु イ カラムハル これらのペン(会話ではヨを使うことが多い)
それら ティ ती कलमहरु ティ カラムハル それらのペン(会話ではテョを使うことが多い)
3、日常会話における文法的に適当なネパール語
日常会話においてネパール語は文法のルールに従って話さないものが時々あります。しかし、そこにも一定のルールのようなものがあるのでなお難しいと感じるかもしれません。
例えばटेबलमा कलमहरु छन् |यी कलमहरु मेरो हुन् | テバルマ カラムハル チャン イ カラムハル メロ フン
テーブルに(いくつか)ペンがあります、それらのペンは私のです。
という文において、複数なのでछ やहो の代わりにछन् や हुन्が使われていることに気付かれると思います。
しかし会話においてはこのルールは一般にそれほど守られていません。 छ やहोがそのまま用いられているようです。
また、文法的には複数形の名詞には形容詞の最後のオの音をアに変化させる必要があります。
टेबलमा लामो( लामाが本来の形 ) कलमहरु छन्|テーブルに長いペンがあります。
しかしこれも会話においては単数形のままの形が用いられています。
書き言葉と会話のネパール語には大きな隔たりがあります。文法をしっかり学んでそれにしたがって話しても、逆に文法的には間違った(しかし巷の日常的なネパール語としては正しい)形にただされることがあります。それでもやはり基本を知っておくことは大切でしょう。