ネパール人の友人宅に遊びに行っていたら、

 

ちょうど宅急便で荷物が届いた。

 

茶色い紙で包まれた小さな箱。

 

友人が包みを破くと粉末洗濯洗剤の箱が現れた。

 

荷物を送るのに使われた洗濯洗剤の空箱の蓋部分

 

を開けると、なにやら緑っぽい物体が覗いて見えた。

 

(え? 私に馴染みのないスパイス?

 

まさか合法でない草?である訳ないよな。)

 

中の(スーパーでロール式になっていて、無料で使える

 

薄っぺらい)ビニール袋を開けると、

 

中から切干し芋が出てきた。

 

茨城で農業の仕事をしている友人が送ってくれた

 

らしい。

 

 

目の前の友人は、その切干し芋をひとつ私に差し

 

出した。

 

口に入れるなり強い洗濯洗剤の香りが口一杯に

 

広がった。

 

 

 

ネパールには日本のような郵便や宅急便システム

 

はおろか、手紙や物を送ろうとも住所さえ存在し

 

ない。だから人々には「物を送る」という習慣

 

がない。

 

 

しかも洗濯機保有率は決して高くなく、洗濯は

 

固形石鹸で、たらいで手洗いの人がまだまだ多い。

 

だから粉末の洗濯洗剤に馴染みがない人も多い。

 

 

それにしても、、、だ。

 

洗濯洗剤の強い臭いがついた切干し芋は

 

お世辞にも美味しいとは言えなかった。