手織り | ネパールの手帖

ネパールの手帖

平成22年6月から2年間、ネパールでソーシャルワーカーをしてきました。「ネパール日和」から「東京日和」へ。東京の空の下、ネパールで感じたことを思い出して記していきます。

手織りを始めて3ヶ月。

クオリティの高いものを作れるようにしたいと、頭の中は配色でぐるんぐるんしている。

早く藍染や柿渋にも挑戦していきたいのだけど、どんな色でも素材でも手に入る日本は、いくらでも手抜きができる。

糸巻きをしながら、ネパールのNGO WSDPの女工さんたちを思い出す。

エゴで買う人ではなく、本当に品質を納得して買う人にむけて手織りを織り続ける彼女たちの仕事に対するプライドを尊敬するし、自分自身織りを始めてみると、クオリティを安定させることの難しさを痛感する。

日本でも、ネパールでも、手織りは同じ。同じことをしている。

いつか、織物を通じてネパールに行ける日がきたりしてー。
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