楽天市場
10,434円
聡side
何テイクか重ね、FC動画の撮影を終え帰宅
冷蔵庫の中のサラダとヨーグルトでさらっと食事を済ませた
僕はちょっと油断すると、太るんじゃないかという恐怖心からか、食事は疎かになりがち
ある日…
事務所で目眩を起こし倒れてしまった
目を覚ますと何故か風磨くんの部屋の天井が見えた
あれっ?僕…
すると
「やっと気づいたか。お前、食事ちゃんととってるんか?
とりあえず、これ飲め」
そう言って風磨くんは、マグカップに入れた温かいミルクを渡してくれた
空きっ腹に染み渡る
幸せな気持ちになった
「風磨くん、ありがとう。ごめんなさいなさい…迷惑かけて」
自然と涙が頬を伝う
風磨くんは、ベッドの脇に座り左手の親指で僕の涙を拭きながら
「なぁ、これから先
健康な子供を産むためにも、食事はきちんと取らないとダメだ。ドレス着るにもガリガリに痩せてたら似合わないだろ?」
えっ?子供?ドレス…?
頭の中がプチパニック寸前に
返答に困る僕に
「俺の奥さんになってみない?」
風磨くんらしいプロポーズの言葉に僕は、コクンとうなづいた