Fake 16話 | ねおうにちゃんのブログ

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Sexy Zoneの松島聡君のファンです。
おもにふまそうの妄想小説書いてます。
途中、BLがはいるので苦手な方はUターンしてくださいね。

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聡side

卒業式が終わり、教室に戻った。
HRが終わり、このクラス最後になるので、担任の先生と一緒に記念撮影をする。

新学期はクラス替えがあるので、またしょりと一緒になる保証はない。

僕はカバンを持つと、教室の入り口で一礼した。
ありがとうの思いを込めて

感慨深げになっている僕の手を、しょりがガッシっと掴むと
「良いものみせてあげる」って
イタズラっぽく笑って
走り出す

校門の所まで来たとき、しょりがピタッと止まって身を隠すようにして、道路の方を覗き込むように見た

「なになに?しょり」

こっちに振り向いたしょりが唇に人差し指をあてて、シーッとジェスチャーしてみせた

僕はしょりの隣からそっと覗きこんだ先を見て、思わず声が出そうになった

そこには

桜が満開に咲く木の下で
風磨先輩と健人先輩が、卒業証書の入った筒を手に抱き合って
熱い…熱いキスを交わしていた。

時折、桜の花びらがヒラヒラと
2人の上にふりそそぎ
通りすがる車の振動で地面に落ちた桜が、一斉に舞い上がる

今までみたどんな絵よりもキレイで…

僕はずっと考えていた、しょりへのキモチが今、固まった気がした。

「ねぇ…しょり…僕たちも先輩たちみたいな関係にいつか…なりたいな」

それを聞いたしょりが、僕よりもずっとずっと大人な顔で
「もう、なってるじゃん? 」って

甘くとろけるようなキスを僕にしてきた。

-続く-
※このお話はフィクションです