日銀が1日発表した9月短観は輸出鈍化と原材料高で業績が一段と圧迫されている企業の苦境を浮き彫りにした。金融危機連鎖の懸念が高まる中、世界経済は同時減速の様相を呈しており、内需、外需ともに牽引(けんいん)役を欠く日本経済の回復も遅れる可能性が強まってきた。

日本経済は、米欧の景気悪化に加え、新興国経済の足取りも重くなっていることから、輸出の失速が鮮明になっており、自動車や電気機械など輸出産業では経営者のマインドが急速に冷え込んできている。