日本企業の海外の企業の合併・買収が過去最高ペースで増えている。日本の人口減少と消費低迷を背景に国内市場が頭打ちになる中、医薬品メーカーに代表される国際競争力の維持に積極的な企業が成長の活路を海外に求める動きが目立っている。
この増加基調を支える主役が、ファンドから事業会社に交代しているのも特徴の1つだ。サブプライム(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を契機にした米欧での信用収縮がファンド勢の資金調達力を低下させ、日本のM&A市場の構造変化に拍車をかけている。