パッチギ! LOVE&PEACE | その道を行けば~

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個人的に発信する微弱な電波!

取引先の近所(渋谷アミューズCQN)で上映していたので、井筒監督の『パッチギ! LOVE&PEACE』を鑑賞。前作『パッチギ!』は感動し、涙したわけで今回も期待を持っての鑑賞。前作の主人公である松山康介とキョンジャの恋がどうなったのか?何も説明されず、前作から5年後という設定で子供の病気を理由に東京に引っ越したアンソンの一家(もちろんキョンジャも一緒)を中心とした在日コリアンの人々の生活を描いた物語であった。キャストも総入れ替えで、前作の思い入れが強かった分、すかされた気分である(キョンジャ役の中村ゆりチャンが可愛かったので良いけどね)。監督はインタビューで「一作目が頭の中から吹っ飛ぶような映画を作る!」と言ってますが、残念ながら自分は吹き飛ばなかったかな? キャスティングに関しても「前作を忘れさせるほどじゃないとだめだった」と言っていて、あえて無名の役者を主軸に置いたという話だけど、前作は忘れられません。でも、面白いんですよ。どんな事をしても生きる…逃げてでも生き延びる事がカッコ良いんだ~という意見には賛成である。だが、全般的に反日的な描写が多く、これが事実か否かは戦争を経験していない自分に判断はできないけど、良い気分では無いのは事実で、すこし傾き過ぎている感は強い。作品を通じて訴えたい事が詰め込まれすぎて、わりとシンプルであった前作(日本人と朝鮮人という国境を越えた民族が理解し合えるか?的なテーマ)に比べると重くなりすぎた作品でした。

時代背景は1960年代…って、俺の生まれ育った時代である。ちょうど、自分の父親がアンソンであり、アンソンの息子が俺なわけである。そんな視点で見ると複雑な気持ちになった。昔話みたいなんだけど、ちょっと前の話なのである。という事で戦争だってつい最近の出来事であり、気がつけば随分平和な時代になったものである。そんな時代の流れを考えるとホロッと涙が流れた。そして、改めて子供が欲しいなぁーと思い、強く生きていこうと励まされた映画であった。


パッチギ
▲好きな映画だから言いたい事も多い?


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SMACKGIRLは韓国大会を開催した事がある。最初は喧嘩ばかりだったけど、何とか無事に興行を終えたときは心の底から喜び合った。観戦する人も反日的なのかな?と思っていたけど、全く好意的だった。わかり合う事は可能である。そういえば、ネパールという国で初めてプロレスを開催したのも自分だ。思えば、昔から何故か海外に視野が向いている。何故か海外の人と仲良くしたいと思う。昨年はタイのバンコクへ滞在し、現地の人たちとも仲良く馴染んでいたりもした。我々の先祖が戦争で何をしたか?良い事も、悪い事もあったと思うし、二つに分けれるほど簡単では無いとも思う。だからといって、過去を振り返るのでは無く(それはそれで大切だけど)、前に向かって日本の未来、世界の未来を良い方向に進めるように考えたい。国が違えば文化も違うんだけど、必ずやわかり合えるポイントがある。そのポイントを見つける為にはお互いが歩み寄らねばならないと思うし、俺は俺の出来るカタチで進めていこうと思う。細かい事は政治家サンに任せます(笑)。SMACKGIRLを通じて世界へ! その第一歩は近日中に発表させて頂きます。