10年近く乗ったVWゴルフに車検が近づいたんで処分することに。(単純に20万以上の車検費用が毎年かかることは不可避)

家内が乗るメインVW/T-Crossもあるし

だが自転車がわりに近くのスーパーへパスタソースやレタス等買いに行ったり、母がいる施設を往復するにセカンドカーの必要に迫られる。

近くの幹線国道沿いにある全国中古車取り扱いアップルに表に店晒しされてある超激安18万円!の走行15万4千のダイハツ軽ムーブってのを購入。(ゴルフ下取り16万だったんで実質2万円の支払いー来年6月車検まで乗れるって寸法だ)

さて問題はここから

ゴルフにはまずまずの純正カーオーディオが載っててクラシックソース鍵盤ソロ、室内楽からブルックナー等車内で鳴らしまくりの長距離ドライブ中、悦に入っていた。(そこんとこが愛車ロードスターのオープンカー乗り回すパスピエさんと決定的に違うところ)

想定通りダイハツ軽に載ってるCDオーディオの拙劣さは言うに及ばず高関健の新録ブルックナーや1957ストコフスキー/タコ/5番など試し聴きに耐えるものではないオーケストラのトッティ再生音響のカラッカラッの薄さと言ったらー

まさかクルマ本体価格を越えてしまうニ、三十万程度のカーオーディオをガッツリ装備したいところだが我慢するしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところがモーツァルト楽曲としてはベタ中のベタ=`83ロンドン/ハインツ・ホリガー/マリナーのK.314オーボエ協奏曲をかけた時、その耳に抜ける第1楽章の旋律の有り得ない爽快感たるや思わず泣きそうになってしまった。K297B協奏交響曲や`77アムステルダムK370の四重奏K406五重奏、ヴェーグ競演のK320ポストホルンやK388セレナード次々聴いてみる。

ホリガーのK314なら`71エドデワールトNPOよりはるかに’83マリナー盤が優越する。

ピゲやコッホ等比較試聴してみるといい。神宿る旋律を奏で闊歩ーホリガーの無双状態である。

 

おそらく装置が安手な為、幸か不幸かオーボエの音だけが浮き上がり顕在化して聴こえるのが功を奏してるんか?

昨日成田空港まで試運転を兼ねて半日もの長時間、拙劣搭載オーディオにてグールドのイギリス組曲やイブラギモヴァのショスタコ1番、ヘンデルのピアノ作品等じっくり堪能?することに。

敢えて まさに極論中の極論を言ってしまえばワーグナー、マーラー、R.シュトラウスを生涯鑑賞対象から完全に除外してしまった私としてはペンション主である須山さんのような蓼科ポストホルンで聴くESOTERIC特注の球アンプとタンノイの頂点スピーカーを所有しておれば一生残された時間はモーツァルトだけに限定してしまってもいいとすら考えるようになった。(ESOTERIC特注球アンプはざっくり300万+CDプレーヤー200万+TANNOYフロア型スピーカー240万+つまり合わせて少なくとも750万強の投下資金が必要となるってこった笑)

タンノイから発っせらる音ひとつひとつ静寂の中に立ち昇る、悟り澄みきった音響が流れいずる。

何も足さない 何も引かない 本当に必要な音だけが鳴っているという

 

バッハもシューベルトもブルックナーもすべて切り捨ててー。

 

 

 

 

 

珠玉のモーツァルトの音盤の1部の数々

残念なことに、これらは力推しの音圧とは無縁で相当聴取音響機器のクオリティーが要求されるソフトにて、愕然とする感銘の差が如何ともしがたい。

核心が抜け落ちてしまうッてか本質がかくれてしまうっていうか   余白の鳴っていない部分の静寂の質が異なるというか 余計な部分を興醒め過剰再生しないというか・・・・・

どれもこれもホリガーのオーボエのように聴こえるかというとまったく無理と断ずるしかない。

K622の第1楽章ーまさに純白な彼岸の世界

シフリンのクラリネットのデリケートな音彩 K505テレサ・ベルガンサのソプラノというより六十年代初期の英デッカ収録技術陣の優秀な成果はたかだか十万前後の凡庸な機材では再生が逆立ちしても到底追っつかない事は認めざるを得ない。

この先あと何年自分自身この生がもつのか?かなり怪しい状況にて

最低一千万を超える部屋空間を含めた音響環境を整える先行投資に逡巡してる場合ではない事は自明の理と言えよう。

 

 

自分の葬儀にかける究極の1枚は所謂コルボ+フォーレ/レクィエムなんかではなく上記どの音盤を採択しても結構だ

 

 

ハインツ・ホリガーも御年八十六となりハンスマルティンリンデは九十五、ブロムシュテットは九十七と長寿の大家は存命らしい。

 

 

シューリヒト最期の録音1966ブランデンブルク1番メヌエットに当時新進気鋭26歳ホリガーのディミヌエンドの深い呼吸を聴く。昨日思わず久方ぶりの再発注。