1966年収録シューリヒト最期の録音であるブランデンブルク協奏曲を聴いてたら1番のホリガーもさることながら、2番のモーリス・アンドレ(当時三十三位だろうが)の妙技ソロにも耳を奪われた。
仏エラートで中古のセットでも数枚拾えるかと検索していたら、EMIでの追悼企画だろうアンドレ2012年2月故2013年発≪永遠のモーリスアンドレ≫なるセットが検出された。そうか、仏エラート以外にEMIとも契約があり、こんなにもの録音が残されていることをまったく知らなかった。13枚組送料込みで二千九百円横浜関内デスクユニオン配送。
そうカラヤン/BPOとの共演が`74年にあることはおぼろげながら記憶に・・・
しかもカール・リヒターとの競演盤のアルヒーフかドイツグラモフォンだったかのLPで所有していたし、未だ押し入れを引っかけ回せば出るてくるかもしれない。1960年末から1970年初頭オーレル・ニコレ、ハインツ・ホリガー、モーリス・アンドレといったら私の憧れ超人トリオ、スーパースターの極致プレーヤーと認識していた事をふと思い出す。
半世紀ぶりのすすき野の旧友との再会で過去の聴取履歴が一気に甦る。
仏エラートの旧盤など先に検出されなくて逆に良かった!録音、演奏ともにここまで充実した偉業をEMIに残していたとは?!しかしホリガーを継ぐ、アンドレを継ぐ超天才プレーヤーは少なくともオーボエ、トランペット奏者はまぁ皆無なんでしょう。久方ぶりに聴くアンドレのペット旋律はやはり言葉を失う、お見事の一言。
解説書に数枚写真が載ってるディジー・ガレスピーとの競演は流石に入っていなかったが、シェルブールの雨傘ミッシェルルグラン共演録音や思わず頬が緩んでしまう耳に馴染んでる見事なポップス名調子そのものの1950年代モノーラル録音が収められている。
ジャズ、ポップスへ軸足をよくぞ移さなかったと思う。1950年代トランペットミュージックと言えばクレイジーキャッツ谷啓がやっていたあのステージパフォーマンスやな。
死後唯一の限定追悼ゆえ入れたんだろうが、軽音楽/ジャズ系かクラシックかの分岐となった1950年代のモノラル録音は貴重ではあるものの、ミッシェルルグラン共演はズバリ要らねー!スーパーの買いモン時BGMに有線っぽく流れてるナンバーはなにもアンドレの足跡としてのレパートリー範疇でなくていい。
だが、ここまで廉価にて、こんなオタカラにこのタイミングで再会できるとは。18万ダイハツ軽といい、ここんとこツキがまわっとる。


