う~ん  褒めるとこはけっこうあるにはあるんだが

かつてのキューブリックのバリーリンドンをかすめるよな、神経を凝らした衣装に細密な18世紀ヨーロッパの街並み、室内家具を再現すべくバーチャルコンピューターグラフィックを駆使した伝記映画として及第点と言えば及第点なんだろう

クドカンNHK『あまちゃん』であのAKBをプロデュースの秋元康をインスパイア/戯画化したあの古川新太のより作曲家ベートーヴェンの狂気の作曲場面等々追加しても良いと感じた。

荘厳ミサ曲作曲に際し散歩中に歌って、唸って踊って?の古田新太エキサイティングシーンなど私だったら是非撮って付け足してみたい。

才能ありき?バカリズムさんの脚本なんで諧謔の極を突くよなーダラダラまぁまぁ尺をとってるマトモな捏造バナシをぼかしてしまって苦悩の英雄人間ベートーヴェン再現に話の重点を持って行った方がわかりやすくすっきりしてたんじゃあないだろか?

女性を横に置いて飲酒しつつ自分の生え抜き曲が連打されたら「そんなに俺の事が好きか?!」というセリフは絶対ありえないんだけど、これはよかった(笑)さすが古川新太。

バッハでもなくモーツァルトでもなくあくまでも主題材はベートーヴェンなんで癇癪を起して卵を投げたり料理をひっくり返すこと以上に先鋭な極端な自我の哲学的暴発シーンを足していってもよかったんではないかと・・・・・・

さらにこだわりの強いベートーヴェン通向けには後半部分に晦渋中の晦渋を究める晩年の弦楽四重奏曲をもっとちりばめてもと。

同時代重なる事が可能なフィクションにして錚々たるリスト、シューベルト、ハイネ、ワーグナー、ショパン、ベルリオーズを無理やり登場させるけど、もうひと工夫演出上ひとひねり欲しかったかな?と。いっそのことゲーテなんかもぶっこんで??