野田の清水公園に行くはずだったのが、曇天の空と比較的強めの風が吹きつけていたのも手伝い家内が当てずっぽうで口にした八千代市京成バラ園へと出向く。

映画館みたいな高齢者割引もなく入園料大人一枚1800円は高くないかい!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薔薇とは何のつながりも無いがペーター・マーク/ヴェネト・パドヴァ管のベートーヴェン交響曲全集5枚組千四百円をネット注文したが、同一コンビによるケッコウ好演と思われるモーツァルト後期交響曲集とは異なり愕然とする残響過多収録で即断、月曜日は不燃ゴミ収集日ゆえ、Condact`ケーゲル/カプリッチョBOX/ベートーヴェンの9曲を含む他8枚組と一緒に出してしまおうと決断した。(おそらくディスクユニオンに持ち込んでもゴミ同然ケーゲル8CDは買取り不能かせいぜい百円強、このマーク5CDもセットで1枚20円計算百円弱―交通費の足しにもならん予測はつく)

収録したものを直後スタジオで確認するおり、これでOKという残念な杜撰さは制作音楽プロデューサー?に責任があるのか、指揮者マーク本人にあるのか預かり知らんが、レコード録音への真摯な熱意が極端に薄いかはたまた関心が全くないのかマークで正当なベートーヴェンの録音を残そうという技術者、寄り 添うスタッフが居なかった事は事実だろう・・・

1944ウラニアのエロイカー歴史的必然でもある、ヨーロッパにおける、あのベルリン陥落前夜等切り詰められた極限状態のならざるをえなかった録音を模しているとでもしたら馬鹿さ加減ここに極まれりとしか評し得ぬ。

オケの水準はここらが限界としても、1990年代と近年の『録音』にもかかわらずこれですべてぶち壊しとはあんまりでは。

EMIサヴァリッシュDSKのシューマンやシャルプラッテンのレーグナー/ベルリンSKのブルックナーの手酷い例を思いおこすのは常である。

微に入り細を穿つ残響完全徹底カットもどうかと思うが、隔靴搔痒ー風呂場に響く鼻歌然とした霧の中にモヤつく「安さ許容」にどうしようもない苛立ちを覚える。

 

徳岡直樹宜しく世間ではある程度のマニアならベートーヴェン交響曲全集だけで五十組ぐらい揃えている人はザラ?におられるらしい。私はと言えば先日のイッセルシュテット以外皆無寸前(笑)。過去この半世紀以上ざっくり六十年という時間のなかで、買い入れと手離しの繰り返しが無ければそれ相応の数に。

処分履歴シューリヒト/パリ音楽院、DGカラヤン`62、学研シェルヘン/ルガーノ、コンヴィチュニー/ゲヴァントハウス、CBSセル/クリーブランド、DGクーベリック/九種オケ、デイビス/DSK・・・・・・

かつて試聴反復を繰り返し購入迄ギリギリこぎつけあーでもないこーでもないと検討履歴といえばトスカニーニ/NBC、クレンペラー/フィルハーモニア、ケンペ/ミュンヘンフィル、アンセルメ/スイスロマンド、サヴァリッシュ/コンセルトヘボウ、マゼールのクリーブランドとトスカニーニPOの2種、朝比奈/新日、岩城宏之/N響等

幼児性無い物ねだりも甚だしい、エフゲニ・ムラヴィンスキー、カルロス・クライバーこそ、この両名1番~9番合唱までの全曲ーセッション、実況、正規、海賊を問わず残しておいてくれればと。クライバーのエロイカ全曲、ムラヴィンスキーの第9第一楽章、第二楽章等々叶わず夢の中でのみ拝聴すること数知れず

 

年内には一軒家への引っ越しも晴れて決まり、自分の部屋のレイアウトも変わるから処分コーナー枠棚の余裕も作れるだろうさ。