デジタル機器用近距離無線通信規格
年末年始入院していてモーツアルトのソナタやピアノコンチェルト全集CDをとっかえひっかえ再生機器に入れ替えたり、有線のヘッドフォン型イヤホンジャックを差したり抜いたり、コード巻いたり、家内の眼に相当見苦しく映ったらしく。
これを使えと昨日夕方、妻のお古を渡してきた。
しかし、スマホと無線イヤホンのBluetooth設定など私に分かるはずも無し—すべて負んぶに抱っこ―設定して頂いた。
やっぱ持つべきものは三十数年連れ添う妻か?!(大笑)
1回の充電でほぼスマホさえ持ち歩いておれば、約4時間はなんのストレスも無しに、どこにいてもベートーヴェン、シューベルトを聴きながら過ごせるってもん???
すげー時代に!
六十年前、アトムか何かだったろう手塚治虫の漫画で紹介されていたことが今当然至極の現実に。
YOUTUBE音楽からアットランダムに手当たり次第差し当たり
日テレの芸人池崎の猫番組を観てる妻の真横にて
2008ベルリンのフィルハーモニー公演/小澤/ベルリンフィルの悲愴実況など映像付きを視聴。
先月か、もはやこの世におられぬことが信じ難い躍動する指揮ぶりと鮮やかな響きが耳に流れる
たかだか十年ちょっと前の映像だってのに・・・・・・・涙、涙
宇野功芳評への強い反発もあって何十年も敬遠し続けてきたイッセルシュテット+ウィーンフィル/ベートーヴェンをほぼ毎日ここのところかけっぱなしにしておるが、指揮者の過剰に強い意志や個性・解釈や気合いがむしろ邪魔になってきたし、第9にしてもー例えばバイロイトやテンシュテットの海賊`91やらの灼熱する熱狂よりも覚悟とした歩みのみを聴きとりたいし感じていたい心境になった。
`65にクナッパーツブッシュが`67にシューリヒトが亡くなった1970年以前のウィーンフィルだからこそ故の、各楽章の締めに向かう乾いた低弦、ドロドロ鳴るティンパニの洗練されない粗い耳障りも逆に長所として聴きとれる。
これなら日々の野外でも仕事中聴きながらの作業も実は可能ってことだ。
ちょうどわたしの年齢干支ひと回り下の徳岡直樹のYouTube番組も気軽に視聴できる。
ただしカルロス・クライバーやらフルヴェン、トスカニーニ、チェリ、クレンペラー、クナ、カラヤン、ベームやらリヒテル、グールド、アルゲリッチ云々正規セッションから国内及び全てのヨーロッパ、アメリカ、韓国、台湾?等海賊モノもしくはレア私家盤、協会盤を網羅もはやそのかずたるや数万テイクまで及ぶであろうーそれら比較・聴き通すなんてのエネルギーやスタミナもしくは費やす原資も時間も氏の十万分の一も無いゆえ落語の名調子でも賞でるよう耳の娯楽として楽しましてもらおう。