パスピエさんのシュテット記事を動機とし

お茶の水、新宿ディスクUに購入へと

タワー企画のNewリマスター/リニューアル新版モノもあるがこの装丁、《帯付き》と《外観=状態の良さ》で結局新宿で買い求める。

 

 

かつては‘62カラヤン、クーベリックを口火にしてコンヴィチュニー、全集でないがカイルベルトー直近ジョージ・セルのセットも手離し、清々したなぁと思っていたが、なんか無性にイッセルシュテットとあの65年~69年の頃の超保守的かつ端正なウィーンフィルのセットを聴いてみたくなった。(シェルヘン/ルガーノ放響、ケンペMPO、デイヴィスDSKら諸盤は忘却の彼方へと)

サヴァリッシュ/コンセルトヘボウやリッカルド・シャイー/ゲヴァントハウスに感じる、ある苛立ちを伴う独特の異和感もなく1番から9番合唱まで心地よく全曲ききおおせてしまう。

私の耳が完全に老成してしまい、このCDパッケージ、装丁、この時代の英DECCA技術陣+イッセルシュテットと古き佳きVPOが紡ぎだすベートーヴェンが上手く符合してくる。

何も足さない 何も引かない