バリリ&スコダのニ短調第2楽章の懐かしさを追想するようなテンポ設定とヴァイオリンの音色に心打たれる
既所有のシェリング&ヘブラー、yotubeで聴けるムター、内田光子、オイストラフ、リリークラウス、シュナイダーハン、チョンキョンファと比較試聴。
沈思黙考モーツァルト楽曲では深く沈潜する内田光子や演奏中半ば感極まるキョンファの映像も出色ではある。
が1952ウェストミンスタ―盤の収録時ワルター・バリリ三十一歳&パウル・バドゥラ=スコダ二十五歳時のセッション収録が私には断トツ。
この曲へのオマージュから生まれたのがブラームス第3交響曲第3楽章であるかとの妄想をふと連想
強烈なセンチメンタな芳香 モーツァルトにしてはちょっとベタに過ぎ、安手かなとも
願わくばSPの針音が混在する1937クラウス/S・ゴールドベルク盤の如き仄かに立ち上る音であればもっと雰囲気がつくれそうな曲想と言っても差し支えない
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