小・中・高時期とベートーヴェン以上にドはまり

小澤パリ管のチャイ4、ムラヴィンちゃい5を当時のトリオセパレートステレオにセットーその前に鎮座し「結婚できない男」の阿部寛のようにどこぞの渋谷楽器店で仕入れた指揮棒購入したうえでのカラヤン張りの指揮真似。(今思い返すに顔から火を噴きそうな赤面モノの母親や他人にゼッタイ見せられない阿呆そのものの呈)

当時の三十を越えたばかりの小澤征爾にどんなに憧れたろうか!?

十何回となくTEACのオープンリールに収録した当時全盛を誇るEMI`71カラヤン/BPOのスーパーサウンド悲愴に酔いしれていた。

食傷の極まで行って三十年になるか大学に入る直前まで、後遺症として以降チャイコフスキーとは一切離別。

カテゴリーはバッハと大編成オケを要するベルリオーズに、ブルックナーに、マーラーに、ワーグナーに、ショスタコに移行

チャイコフスキーは過去の郷愁の記憶と化す

 

 

この歳になってモーツァルト・シューベルト・ブルックナーのような聴き込みはまったく無いが。

サヴァリッシュ/フィラデルフィア盤の「白鳥」で展開されるオーボエの一節、バレエ音楽に関しては自家薬籠中―オーケストラビルダーとしての名匠アンタル・ドラティ/ロイヤルコンセルトヘボウの音節の切れ味、チャイコフスキー作品と異様な親和性を帯びるユージン・オーマンディ~フィラデルフィアサウンドに唸る唸る

ただただそのオケの音彩に抗しがたい狂おしい麻薬としての魅力に溢れていて・・・・・

もっともこれらはつい数年前、クラシック音楽ブロガー芳野さん究極の娯楽 -古典音楽の毒と薬- (shinobi.jp)や知る人ぞ知る有名なフィラデルフィアサウンド蒐集家ルドルフさんの記事守口フィラデルフィア管弦楽団研究会:オーマンディの真髄 - livedoor Blog(ブログ)からご教示いただいたものなのだが。

このバレエ音楽については七十年代に入ってからのアンドレ・プレヴィン/ LSO盤が最上とする意見

このたびスケーターのプルシェンコ同様プーチンから薫陶を受け続け世界的にも芸術家生命を絶たれたに等しいワレリー・ゲルギエフ/マリンスキー劇場の盤、数々のセクハラで晩節を汚し業界追放に追い込まれた?シャルル・デュトワ/モントリオール響の盤、何でも屋さんのカラヤンの盤、お国ものフェドセーエフ、ロジェスト、スヴェトラーの盤?好き〃はさまざま人それぞれ。

 

シベリウスについてはちょっと前触れておいた。シベリウス再聴 | 老究の散策(クラシック音楽と日々起こる何もかも) (ameblo.jp)