私的所有ベートーヴェンのコレクションほぼ100㌫

フィデリオ(かつてはクナッパ&マゼールで)が無い荘厳ミサ(かつてカラヤンで)も無い

ヴァイオリンソナタ、ヴァイオリンコンチェルトが無い(笑)

 

第九は1990海賊テンシュテット/ロンドンフィル実況が。

独エレクトローラ盤板起こしクレンペラー/フィルハーモニア管ハ短調第5は最近どうやら他のものと板起こし一斉廃棄した折、誤って一緒にやってしまったかもしれぬ。

どこをどう探しても見当たらぬ。

 

 

ベートーヴェンと言えばエロイカ

エロイカといえばベートーヴェン

世界最高峰を競う合奏力にくわえ、創造力の限界を越えた先にあるパラノイアの資質で具現される音符をある意志で統一しきる凝縮力とでも言ったら良いか?

トスカニーニ/NBC、ムラヴィンスキー/レニングラード、シューリヒト/ウィーンPOがこの条件に合致する極北の実況録音と断ずることにやぶさかでない。

ベートーヴェンの音楽には第9の2楽章を背景にミルクプラスで脳内を活性化させ暴走するアレックスやゲイリー・オールドマン演じるレオンのコカインカプセルでベートーヴェンの序曲の響きに満たされオーガズムの極致に達するスタンフィールド刑事の狂気に、ジョージ・セルのリアリズムを擁する道徳的正確性を持つ異様に完璧な熱演をもってしてもそれから先首の皮一枚たどり着けない何かの要素がある。(ステレオ最初期であろう1957年2月22日セッション収録で録音・演奏共に、この完成度にこれはこれでありえない口あんぐりの凄まじさに圧倒されっぱなしなるが)

 

この三余名の彼岸の実況録音を聴いた直後にパスピエさんも記事にされていた1985年録音の若杉弘&シュターツカペレ・ドレスデン盤を口直しというか二度と再現不可能な高級デザートを味わうように鑑賞するのが常。

こうした機に、ベートーヴェンの交響曲を連続固め聴きして誰の演奏、指揮、オケにかかわらず本来原曲が持つ如何なる類型をも許さぬ勢い、奥行き有る構成、熱量、旋律の美しさに改めて打ちのめされている自分を自覚するもの。特にエロイカ、田園—ホンニ私如きがゆーまでもない人類究極遺産以外なにものでもない。

 

 

 

 

 

シンフォニーはこれでほぼ全部 オーバーではなく国会図書館並みの架蔵にならんとするHIROちゃんさんyositakaさんの千分の一?2千分の一??にも満たぬであろう

 

 

 

 

先日仕入れ直しを試みたアラウとルービンシュタインのピアノ協奏曲をいくらか加え・・・・・

 

弦四東芝GR?カペエ、ブッシュ、からスメタナ、ハンガリア、ブタペスト、ジュリアード、アルヴァンベルク、ラサール古今常時新旧取混ぜDU中古棚に選り取り見取り数だけは踊っていても二十年以上前にシャルプラッテン/ベルリン四重奏の全曲投げやりに揃えてから以後まったく放置。

宇野功芳クラウス/モーツァルトソナタ賛同様、バックハウス賛、テンペスト宇和島ライブのライナーノートへの強烈なアレルギーからあえての購入ポリーニのソナタ全集も残念なことにその良さを感受できないまま手放す

みっちさんが挙げた私も大好きだった‘67グルダもLP全集を処分して今手元に無い

実はそこまでいいとも思っていないこれまた同様宇野アレルギーで手に入れたDGケンプのみ カーネギーのリヒテル熱情はアナログLPだったかCDだったか記憶が?!

フルトヴェン、カラヤン、クーベリック各全集、朝比奈隆の複数エロイカ音盤所有もはやむかし、いや遠いむかしになりつつ。

しっかし、我がべーとほーヴぇんコレクションも赤ん坊のおしゃぶりにも満たぬ赤い16ギガバイト小端子一個に全部入っちゃうんだ~

USBに位相する、次のカテゴリーはバッハ。その次チャイコ/シベリウスと続く。