雰囲気だけでも伝われば...
注意:内容は記憶している範囲で記載していますので、間違いや飛ばしている内容があるかもしれませんがご了承ください。なお、シーンごとのタイトルは勝手につけています。また、【】はアドリブや感想などを書いています。
舞台『ウサニ』
原作・脚本 野島伸司
演出 永山耕三
出演 溝端淳平
真野恵里菜/平野綾(ダブルキャスト)
未来穂香
板倉チヒロ
平田敦子
温水洋一
高岡早紀
山本耕史 他
会場 ル テアトル銀座
公演期間:2012年8月3日(金)~8月26日(日)
第1幕
シーン1 オープニング
薄らと透けるカーテンの先には舞台中央に光に照らされた金魚の入った金魚鉢が台の上に。
シーン2 アマゾンの奥地で
薄らと透けるカーテンの奥に6人のイチゴの妖精の登場...ピン(真野ちゃん)、ポン(片岡春香さん)、ペン(黒木晴香さん)、プン(鈴木蛍さん)、パン(小林夏子さん)、ラン(寺尾絢子さん)...“始まるよ~”“始まるよ~”“キングスネーク様のお妃選びが始まるよ~”と大蛇王キングスネークのお妃選びが始まることを告げる...6人のイチゴの妖精で「君がいた」の歌とダンスを...歌とダンスが終わると、“何かが臭う”と...一斉にイチゴの妖精たちが舞台袖に隠れる。
そこにコーゾー(溝端淳平さん)が現れる。どうもガイドからはぐれたようでガイドの名前を呼んで探す。
コーゾーの背後からキングスネーク(山本耕史さん)が現れコーゾーの首にガブリと噛みつく。コーゾーが倒れ、ピン以外のイチゴの妖精は喜ぶが、ピンは“死んじゃうの?”と心配を...コーゾーが起き出し、ピン以外の他のイチゴの妖精はいなくなるが、ピンだけが心配そうに様子を見る。コーゾーがここに来たいきさつを語りだす...脱サラしお父さんと一緒にイチゴ農家を営むのだが、思うようにおいしいイチゴが作れず、お父さんより“アマゾンの奥地に住むヘビイチゴの妖精を捕まえて来てくれ”と頼まれ[この時に頼んでいる場面の再現として、コーゾーの後ろをコーゾーの父(温水洋一さん)が通り過ぎます]、来たとのこと。
再びコーゾーは倒れ、再びピン以外の他のイチゴの妖精も現れる。ピンは倒れているコーゾーの頭の上から顔を覗き込み様子を伺う。するとコーゾーが気づき、イチゴの妖精がいると...イチゴの妖精を追い掛け回し、ピンはコーゾーに捕まる、コーゾーが“青は青であり、緑は緑、黄色も黄色でしかなく、黒でさえ黒でしかない”とピンに語りかける。
シーン3 ウサギのぬいぐるみとの出会い
自宅の田舎に戻ったコーゾーはその足で、夜のイチゴのビニールハウスへ。そこへ、エーコ(未来穂香さん)がウサギの人形を持ち懐中電灯で照らしながらイチゴを摘みに登場。おばあちゃんにイチゴジャムにするイチゴをもらってきてほしいと頼まれ取りにきたようだ。コーゾーに見つかりコーゾーとの会話を。コーゾーが持っていたビニール袋が気になり聞くと、コーゾーが“イチゴの妖精が入っている。見える?”と聞くと、エーコにも見えないと...どうもコーゾーにも見えなくなっていたようだ。エーコが持ってきたウサギのぬいぐるみの名前を聞くとウサギに似ているから「ウサニ」と。エーコが帰るときにウサニを置いていく...どうも母親と離婚した父親と月1回会い、その時にもらったものだとのこと...持って帰ると母親がヒステリックになるのでと。コーゾーが立ち上がり、ビニール袋を見て“幼いエーコになら見えるかもと思ったんだがな~。この袋もだいぶしぼんだな~。”と言い、袋をたたいて割る。“ここはお菓子の国だ~”と言ってビニールハウスから出る。するとピンが現れウサニを抱きかかえ、“ここはお菓子の国だ~”というと、イチゴが甘くなる。ピンはウサニを抱きかかえたまま舞台より捌ける。
シーン4 ウサニとの出会い
ビニールハウスにエーコ、雑貨屋の三河屋さん(平田敦子さん)、医者の四谷さん(板倉チヒロさん)、警察官の一宮さん(越智映昭さん)が“奇跡だ~”と言いながら登場...一口食べるたびに“ス ス ス ス ス スウィート~”と。そこにコーゾーとコーゾーの父が登場し、村でつまはじきにされていた時に親切にしていただいた4人にと...後々、村おこしの為にこのビニールハウスを開放すると...コーゾーの父は村長候補に名前が挙がっていると。雑貨屋の三河屋さんがこのイチゴに名前を付けようと...コーゾーの父が「妖精イチゴ」と名前を付ける。エーコ、雑貨屋の三河屋さん、医者の四谷さん、警察官の一宮さんがイチゴを食べながらビニールハウスを出ていく...出ていく際に“ス ス ス ス ス スウィート~”と言いながら【雑貨屋の三河屋さんはたまにアドリブで別の事を言って出ていきます】。ここでコーゾーとコーゾーの父の会話が...イチゴ農家を始めたのは亡くなったコーゾーの母がイチゴが好きだったので、始めたと。コーゾーの父が近所の知り合いの所にイチゴを届けるために出かけ、ビニールハウスにはコーゾー一人に。コーゾーが“けど、不思議だな~今朝収穫したのにお昼にはもうブリブリとイチゴが”と言ったときに、妖精ピンの魂が宿ったウサニ(ウサニの着ぐるみを着た真野ちゃん)が“ブリブリ”と言って登場...コーゾーは一瞬見るが、まさかとの表情で...今度はコーゾーが“イチゴがゴロンゴロン”と言うと、ウサニも“ゴロンゴロン”と...コーゾーはまたまた見るが夢と...“まさか、このイチゴも夢か”と言い、イチゴを一口かじると、ウサニが“スウィート~”と...そのあと、ウサニがコーゾーの側によって行き、“コーゾー ワタシノコーゾー ワタシ、ウサニ”と言うと、コーゾーは“はぁ”と言いながらその場で倒れる...ウサニが足をたたいて起こそうと
(その2につづく)