注意:内容は記憶している範囲で記載していますので、間違いや飛ばしている内容があるかもしれませんがご了承ください。なお、シーンごとのタイトルは勝手につけています。また、【】はアドリブや感想などを書いています。
シーン4 留置所にて
コーゾーがコーゾーの父に面会に行く...5分のみの面会が許される...コーゾーが“お母さんとレーコさんのどちらを愛していたのか”と聞くと、コーゾの父は“お母さん”と答える...コーゾーが“僕はなんだったの”とコーゾーの父に問いかけると“息子だ”と...再び、コーゾーが“お父さんとお母さんにとって僕はなんだったの”と問いかけると、コーゾーの父は“愛の結晶だ”と言い泣き崩れる...コーゾーの母(幻影)が登場し、コーゾーが“ほら、お母さんは笑ってるよ”と言うと、コーゾーの父は必死に謝る...するとコーゾーの母(幻影)が“愛は使い捨てカイロみたいなものよ”と...コーゾーの父は“レーコ レーコ”と怯え、看守に連れ出される...コーゾーはポケットから鉢巻を取り出し、目隠しをして舞台袖にはける
シーン5 コーゾーとキングスネーク
キングスネークが登場し、イチゴをかじり吐き捨てる...そこに目隠しをしたコーゾーが登場し、キングスネークの存在に気づき、“お客さんですか、残念ながら妖精イチゴの販売は終わったんです”と言うと、キングスネークが“品切れか?”と...コーゾーは“違います。イチゴが以前のように甘くなくなったのです。ジャムにはいいみたいですので、持って行ってください。ただで結構ですので”と...キングスネークは“ところで、お前はなぜ目隠しをしているのだ。スイカでも割るのか”と...コーゾーが“いいえ、大事なものが見えていなかったので...それに、見えなかったものが見えないかと思い”と...愛の話になり、キングスネークが“真の愛とは、真に孤独のひとりと、真に孤独のひとりが、出会って初めて成立するものだ”と...キングスネークが“俺も真に孤独のひとりだ”と言うと...コーゾーが“真に孤独のひとりと出会ったことは”と尋ねると...キングスネークが“ない。いや、たった一人だけいた。その娘は異国の地で言葉の通じないまま一人の男を愛し...”と言うと、コーゾーが“嫉妬ですか”と聞く...キングスネークは“ただ”と言って、コーゾーに噛みつこうとするがためらい...イチゴの方に向かい“ただでこのイチゴをもらっていくことにしよう。ジャムでもするかな”と言ってビニールハウスから出て行く
シーン6 ゾンビの登場
ビニールハウス内にコーゾーが居てると、外で銃声の音が...エーコが“コーゾー大変、逃げて逃げて”とビニールハウスに飛び込んでくる...するとその後から医者の四谷さん、雑貨屋の三河屋さん、警察官の一宮さんと連行されたコーゾーの父が次々をビニールハウスに“レーコが霊安室から生き返った”“ゾンビだ~”“たたりだ~”と...その後から全身切り傷だらけになったレーコがビニールハウスに...警察官の一宮さんがレーコに2発発砲...倒れるレーコを見て、エーコ、医者の四谷さん、警察官の一宮さんと連行されたコーゾーの父がビニールハウスから逃げる...最後に目隠しを取ったコーゾーの手を引き雑貨屋の三河屋さんが逃げようとしたとき、レーコが“コ~~ゾ~~”と(その途端、イチゴが甘く[明りで甘さを表現しています]なります)【最初に見たときからこの場面で涙が流れてきました...書いている最中にも】...コーゾーははっ!と気づき、雑貨屋の三河屋さんの手を振り払いレーコの元に行き、抱え起こす...イチゴの妖精のピンの魂が宿ったレーコが“コーゾ、イレモノ”(コーゾーの好きなイレモノ)“チュウスル”“エッチスル”と...コーゾーが“ウサニなんだね。僕の好きなレーコさんに入ったんだね。残念ながらその体は腐ってるんだよ”と...それでもイチゴの妖精ピンの魂が宿ったレーコは“チュウスル”“エッチスル”とか細い声で...ここでコーゾーが気づく、“恋する二人が忌み嫌うもの...それは「倦怠」なんだ”と...“恋から愛に写る間にかかっているのが「倦怠」と言う橋なんだ...人間はその橋にさしかかるともう愛されてはいないのではと勘違いをするものだ”と...
(その7につづく)