前回からの続き
保健室に呼ばれ、私の目の前にYちゃんが座り私に言いたい事があると。
A4のコピー用紙にびっしりと4枚を
物凄いスピードで書き上げたYちゃん。
そこには、ついさっき朝方まで繰り広げられた私の霊体験の内容が全て書かれていたのである(汗)
少し話が中断するが、この数ヶ月に学校で流行っていた事がある。
コックリさん。これは誰もが知っているかと思うが、それよりも強烈な事が一部の生徒たちの間でひっそりと行われていたのである。
当時、つ◯だじ◯う作、後ろの百◯郎
という漫画のコミックが一部で凄く流行っていた。
私はこの作者の恐怖新◯ は面白くて良く読んでいたが、後ろの百◯郎は
さすがに読む気にはなれなかった。
何故かと言うと
そのコミックには色々な遊び?のやり方が細かく描かれていて、どうやら本気でハマってしまうと取り返しのつかない事になるような気がしていた。
一つの遊びのなかに守護霊の呼び出し方法とやらのやり方が描かれているらしい。
どうやらYちゃん含む数人の友達が放課後残ってよく、これをやっていたらしいのだ。そのたびにYちゃんが倒れたり、変な行動とったりしていると、一部で噂になっていたのだ。
私も耳にはしたけど、中途半端にやってるとヤバイよ〜と思いながら自分には関係ないと思っていた。
キューピットさん、コックリさんは
数回やった事あるが、やはり私はこうゆうのはやるべきじゃないと距離を置いた。
話を戻そう
内容全て書かれて
ぎょとして 全体を見回したら
学校中の先生方が全てこの保健室に集まってきたのかと思うほどの混雑ぶり。。。
これにもぎょとした
まるで見世物じゃん!
なんてことだ!
先生たち、授業はどうしたのだ?!
そんな事を考えてると、
Yちゃんは次から次へと紙に鉛筆を走らせる!
その内容は、Yちゃんに取り憑いているであろう霊体が私の守護霊とどうやら戦ったらしい。そして、今までの中で一番強かったと。
かなり手強かったけど私は負けなかった!頑張った!
おまえにに勝ったのだと。
そして、自慢げに
どうだ!ザマアミロ!
どうしても直接お前に言いたかったのだと。
!!
(ザマアミロじゃなかったかもしれないが、とにかくそんな言葉だったのだ!)
………………………
本当である。
とにかく前日の夜中から得体の知れない何者かが私の所に来ていてドッタンバッタンやっていたのである。
私は私でいーかげんにしてくれと思いながら自分の身体も極限状態まで疲れ果てていたのだ。ほとんど寝ずに今朝学校に来て
マラソンだったから冗談じゃないと思っていたのだ。
そしたらこんな事になってしまった。
なんと、1時間目から4時間保健室にいたのだ。
Yちゃんは言いたい事を全て伝えると
握っていた鉛筆をバンと置き、
全身震え出し後ろに倒れて、お母さんが抱きかかえると、ギラギラした目つきのまま保健室の窓の所まで行き、男の声でうなりながら、手、足、頭、を不規則に動かし始め10分程経つと再び倒れた。今度は口から泡を出していた。。
汗もかいていて、私に謝ってきた。
ごめんねと。その時はYちゃんの声だった。
……………………
お父さんはずっと怒っていて、すぐさま
Yちゃんを保健室から連れ出して、その後を追うようにお母さんも帰って行った。
先生が、熊崎、今日の事は絶対に誰にも言うな!父さん母さんにも言わないでくれ。お前の中にとめておいてくれ。
と言った。このまま早退していいぞ。と
弁当も食べれなく腹も減っていて教室に戻ると、何があったの?!どうしたの?!
皆、質問攻めだ。そりぁ、そうだ。
当時、
私をイジメていた男子軍団は
そりぁ醜いもんでした。いきなり蹴りいれられたりね。笑
ホントに最低な奴らだったよ。笑
何も言わずに早退して家に帰った。
具合い悪いから寝る。家にいた母に伝えて部屋に入り、1人になった。やっと。
急に怖くなったよ。あんなものを目の前で見てしまった事に。
何よりもあの早書きはなんだ?なんなんだ?
恐ろしい恐ろしい。でも誰にも言えない。
(この早書きも、数年後に私が働き出してから週刊誌で自動書記とわかる。
自動書記→その者に憑依した霊体がその者の意思に関係なく文字や絵を描く事。かなりのスピードである)
その後、Yちゃんはたびたび夜の公園とかでパジャマのまま空に向かって奇妙な動きをしているとかの噂も出ていたが、精神病院に入ってしまったと噂が流れた。
卒業式にもいなかったと思う。
その日以降今にいたるまで私はYちゃんとは顔を合わせることもなく過ごしてきたが、その日のあの出来事は私の脳裏にずっと焼きついたままである。
あの日あの時、私はただの一言も発せないままあの場にいた事を実は後悔している。
勇気を出して何か出来なかったのかと。
少なくとも その憑依していた何者かが私に興味を持ちバトルを繰り広げたのであれば、私と言う本体がその何者かに語りかけてYちゃんから出ていけと言えていたのなら…入院なんかせずに済んだのかもしれない、なぜ一言も声も出せずに座ったままだったのか。
大勢集まった先生方にも本当は出ていけ!と言いたかったのに。
(きっと、先生方はあんな光景をみて家族や友達に言いふらしたに違いない。携帯電話がある今の時代ならおそらく動画も撮っていただろう。)
悔しさが残る
私は先生に言われた通り誰にもいわなかった。言えなかった。
40数年たってしまったが、この後悔の念はずっと消えないのである。
封印していた何十年
Yちゃんへの謝罪と、自分への解放
ごめんねYちゃんあの時助けられなくて
※又コメント下さってありがとうございます😊
鏡は、結構いるのだね。危ない遊びは本当に危険💧
反対意見もあるかと思うけれど
科学では解明されない事は
やっぱりあると私は思っています
又来年お盆に
不思議体験書こうと思います
お付き合いありがとう😊😊😊😊😊