桂離宮②の続き
時代遡って、その当時の客人の気持ちになつて、書いてみたところ、とても想像力鍛えられ(←ほぼ勘違いですが。。)また続きをこのパターンで書きたくなってしまいました。(笑)
何となく行ってみたかっただけの桂離宮が、書いてるうちに、深く理解したくなり、、。
書くっていいことですね。ブログをしてみて本当によかったです('∀`)
(自己満足)

で、今度は、書院方面ではなく、
もし、お茶会に招待された客人は、どう感じるか?
という設定で、書いてみたいと思います。
もう少し妄想にお付き合いください。

②でもご紹介した、門構え
表門から入場し、

中に入り50メートル歩いたら、
再度門が現れて、そこをくぐると


上のような素敵な風景が飛び込んでくる。(下記マップ①御幸道参照)

で、この道を真っ直ぐ行くと、メインの建物、
書院方面(下記マップ⑫)ですね。


今回は、↑の写真を見て分かるように、左へ曲がる道があるので、ここを左折します。
すると、テーマパーク(?)のような回遊式のレイアウトの導入部になります。

👇🏻宮内庁ホームページから拝借しました
マップの上の方に表門と書かれてますね。
(赤い点線矢印は、現在の見学コースです。
私もこのルートで引率されました。)




わびさび、あじわえるテーマパークのはじまりです((( *´꒳`* )))
(ディズニーシーじゃないですよ~笑)

マップ上部に、表門と書いてあります。
当時の正門。

①御幸道を通り、左折すると、真っ直ぐに南へ⑦松琴亭に向かう道が見えます。これは当時の馬の道らしいです。現在、途中切れてますが、当時は橋が掛かってて、ダイレクトに⑦方面へ行けたのだと思います。
ですが、メインは招待されたお客に、わびさびをあじわってもらうためなので、③蘇鉄山に導かれます。

蘇鉄山の頂上まで、5分程度、
ちょっとした丘の上へハイキング。
②の外腰掛に到着。


ベンチみたいなものがあり、一息つける場所です。

客人は、小山を登ってきたので一息つきたくなるでしょう。多分。

ヨイショ。。


ベンチ前の景色上矢印

見晴らし、、、

わるっ。(°口°๑)。。

前に蘇鉄の木が立ちはだかってる!
何も見えない。
しかも、南国ムード。🌴



なんと、これも、考えあっての事だそうです!!

あえて見えないようにしてる。目
衝立(目隠し)の役目で植栽(蘇鉄)をそこに配置しているらしい。
全体像を見せないように。。わざと。
木がなければ、綺麗な池が目前に見晴らせるはずなのに、です。目

何故見せたくないかは、
奥行を感じさせたいから
とのこと。
見せたくないのだとしたら、壁を立てたらいいとおもうのですが。。
これぞ、日本文化的な感じがしますね。
壁だと味気ない。

奥行き感とは??

もし、見晴らしが良かったらどう感じるでしょうか。池の周りを廻るコースなのがまる見え(^-^;
全体像がわかったとたん、もう無意識で計算してしまいますから、人間って(笑)
あ、あと何時間で、一周廻れるなっ(*^^)v
てな感じで終わりが見えるたとたん、さめちゃう。(´- ̯-`)

セルフサービスのうどん屋さん、入ったとたん、並んでる人数と席を見て、あと、何分で食べ終わるな。とか
だいたいこの時間で犯人がわかるなと予測可能な、サスペンスドラマ。

よりも、

こだわりの料亭、お料理が次から次へと沢山頂いて、あっという間に最終電車新幹線後ろやん!!楽しかった♡♡

や、
最後のさいごで犯人が分かる映画。謎や、余韻がありもう1回みたい!みたいな。目

前者のうどん屋と火サス(←昭和!笑)は、時間が読める安心感を売りにしてますね。

で、後者は、時間感覚を感じさせない、サービスだったり、作品だったり。

桂離宮は後者の方だと思います。
それが、奥行き感という言葉で表現されているのだと思います。
一見では、把握出来ない、奥を期待させるような。という意味。
CADオペしてたのので、空間プランナーの方たちから、はよくこの言葉を言ってました。


この時代から、そんな手法で設計してたことに、驚きです。
客人に最高の時間と空間を仕掛けてるのですね。

あと、もうひとつ、気になるところ。
なぜ、蘇鉄か??やしの木
パンフレットによると、
その当時の流行りで、南国思わせる雰囲気をアクセントにしたかったようです。(詳細不明)

流行りを取り入れたかったのか?
(๑⊙ლ⊙)!!
可愛いところもある。

試験的に蘇鉄にしみようってなったのか、
それとも、違和感を敢えて演出してるのだろうか??
いや、もしかしたら、向こうが見えないような種類の木を探した挙句、結局、蘇鉄が1番視線を遮るから??

謎。
(すいません、ちゃんと調べたら解明されてるかもです)


それから、歩みを進めまして、
上記マップの、④に着くまでに、
小川を、渡ります。

当時、隣の桂川から、水を引き入れて、小川と池を作ったとのこと。
現在は地下水を利用してる。




恐らく、想像なんですが、その当時と比べると今は街の雑踏の音が微妙にあると思うので、
当時のことを想像するしかないのですが、、

小さな小川に小さな滝(高さ数十cm程度)
を人工で作ったそうなんです。
なんのためかと言いますと、
音響効果(*^o^*)
らしいです。

ザーっ
ではなく、 
ちょろちょろ
さわさわ~って感じ。
(表現が下手でごめんなさい)

耳に心地よい。耳

この音は、先程のベンチで休んでる客人の耳に届くだろう、位置関係に有ります。(多分)

水の流れる音は、癒されますね。
今も昔も同じだったのでしょう。

蘇鉄で、周りを見渡せず、
訳の分からない、心理状態の客人に、
遠くから心地よい水の音。(  * ॑꒳ ॑*)⸝⋆。✧♡
落ち着くと同時に、先はどんな風景が広がってるのか、何があるのか??
ワクワク感♡♡

この先は、茶室がありますが、
そこにたどり着くまでに、天橋立を模した
景色が見えてくるのです。

つづきます。(不定期)

ここまで読んでくださった方、
妄想にお付き合い下さってありがとうございます。
妄想が過ぎる所もございまして申し訳ありません。
また、懲りずにお付き合い願います(*^o^*)
































(°口°๑)