今日25日11時52分おひつじ座で
満月を迎えます。
 
4月16日おひつじ座の新月からおよそ半年。
この半年はいかがでしたか?
 
この半年は、天王星がおひつじ座からおうし座へ移動したことも
ともなって、これまでの枠組みが大きくチェンジした半年。
精神的、現実的に枠組みの変化を感じた方も多いでしょう。
 
この枠組みのチェンジの完了は、2019年5月~6月。
ここで形成した枠組みは
天王星がけん引するこの先7年の物語の基盤になっていきます。
それは、眠っていた可能性を引き出す枠組みであり、
古い枠組みから解き放つ枠組みで可能性を固定するものではありません。
 
その基盤の基盤ともいえる部分が
このおひつじ座満月で完成。
 
とはいえ、まだこれは目に見える形での基盤ではないかもしれません。
取り換える必要のある基盤は取り換えることを
促されるでしょう。
 
自分の人生は何に基づいているか
価値観や信念とあっているか
真実の正当性(尊厳)に基づいているか。
違和感のある基盤の取り換えタイミング。
「自分革命」の満月です 。
 
今、わたしたちは前例のない自分を生きるステージに入っています。
先を見ようとしても見えないかもしれません。
 
これから木星がいて座へ入ると超意識が目覚めます。
今ここから離れて何かを探しにいく方法から
今ここにいて、行きたい場所へ。
 
木星さそり座はいのちの真ん中に
それぞれを結びあわせる作業を完成させているところ。
もはや命の真ん中から離れることができません。
 
そのいのちの真ん中から新機軸が立ち上がる満月でもあります。
 
 
毎回のことですが
今日は、おひつじ座の物語を紹介します。
12星座一番最初を受け持つ星座。
それは、 わたしたちの魂の目覚めを
促してくれる星座。
 
神話に出てくるおひつじ座の羊は
羽を持つ光り輝く「黄金の羊」です。
そこに立っているだけで
まばゆい存在感を放ち、
凛として まっすぐに行く先を見つめる羊です。
 
さあ、物語に入っていきましょう。

はるか古、ギリシャ伝説のアタマス王のもとへ
2度目の妻イーノが迎えられました。
 
そこには、前妻の残したふたりのこども
兄フリクソスと妹ヘレーがいました。
最初は、イーノもこどもたちと
仲良く やっていこうと思うのですが
だんだんとその存在が疎ましくなり
ふたりのこどもたちを殺そうと計画しました。
 
それを聞いた前妻ネフェレは、
大神ゼウスに祈りました。
 
ふたりは、イーノの計画により
群衆の前で生贄(いけにえ)として
殺される寸前でした
ゼウスに祈りが通じ、
ゼウスは、毛が黄金に輝く
羽の生えた羊をふたりのもとへ送ります。
 
黄金の羊は、
殺される寸前のふたりを背中に乗せ
驚くべき速さで空へ飛び立ちました。
 
羊は空高く飛びましたが
あまりの高さに妹のヘレーは
目がくらみヨーロッパとアジアの 境にある
海峡へ落ちてしまいました。
(その場所は、ヘレスポント(ヘレーの海)と 呼ばれています)
 
黄金の羊は、
ヘレーを落としたことに 気づかず、飛び続けます。
兄のフリクソスは、悲しみを振り切って
ひとりコルキスという国にたどりつき
コルキスで手厚く迎えられました。
 
黄金の羊は、大神ゼウスに捧げられ
その毛皮は、コルキスの王へ贈られ
フリクソスは、その国の王女と結ばれ
しあわせに暮らしたと言われています。
 
この物語の後 この黄金の羊の毛皮をめぐって
さらに壮大な冒険神話があることは
あまり知られていないかもしれませんね。
 
(『オデュッセイア』や映画『アルゴ探検隊の大冒険』など)
おひつじ座は、富と冒険の象徴でもあります。
◇◇◇
 
おひつじ座の満月が扉をノックする。
 
こんな質問をする世界があるかもしれない。
これは、あなたの翼ですか?
 
黄金に輝く翼に
あなたはどうこたえるだろうか?
 
目を開いてみるといい。
黄金の翼はすでにあなたにある。
 
おひつじ座の満月は
あなたの黄金の翼を照らす。
 
この半年かけて育てたものが
新しいステージへ向かう。
 
行く先もわからない。
この道でいいのかわからない。
未来は保障されていない。
クレイジーだと言われるかもしれない。
それでも進みたい。
ふるえる気持ちとともに。
 
太陽のひかりの方へ。
黄金の翼をひろげて。

今、あなたの中に静かに力強くひかる黄金の翼を
おひつじ座満月は照らすでしょう。
 
よい満月をお迎えください。
 
◇◇◇

さあ、今日はおひつじ座満月

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