だいぶ時を過ぎましたが
2010年NHK大河ドラマ『龍馬伝』(DVD)をみています。
 
以前に龍馬の交渉ぶりと使命感に龍馬はやぎ座じゃないかと
予測したところ、やはりやぎ座でした。

面白くなって他の人物のホロスコープもみてみたところ
描かれている人物像と星座の特徴がよく出ていました。



この龍馬伝は龍馬の幼馴染「岩崎弥太郎」の語りによって
進んでいきます。

まずは、龍馬と弥太郎を見てみます。
 
龍馬はみなさん良くご存知だと思います。

岩崎弥太郎は
三菱財閥の創業者。
 
弥太郎も龍馬も
それぞれに役割が違うものの
幕末の日本を動かしていく人物ですね。




龍馬
1836年1月3日生まれ 数秘22

太陽やぎ・月かに・水やぎ・金みずがめ・火やぎ・木かに・土さそり・天海みずがめ・冥おひつじ


弥太郎
1835年1月9日生まれ 数秘9

太陽やぎ・月おうし・水やぎ・金いて・火かに・木ふたご・土てんびん

誕生日はWikipedia参照。


面白いのは
ふたりとも同じ土佐藩で「下士(かし)」
(侍の中の身分・侍の中でも一番低い)
で、年齢も近く、同じやぎ座です。

同じ「下士」でありながらも
龍馬は裕福な家
弥太郎は貧しい家に生まれて
龍馬伝のドラマでは
まるで真逆の人間像で対照的に描かれています。

幼なじみはドラマの設定のようです。

多少、演出、脚色はあるでしょうが
おおよその人物像はこんな感じだとすれば
このことは、環境や状況が星のパワーを引きだす
制限にはならないことを証明しているようにもおもいます。
 

ふたりの星がどの星座に入っていたか
見てみましょう。


【時代】

天王星、海王星がみずがめ座で
冥王星おひつじ座時代。

  <星読みワンポイント>=================
  太陽系外縁の惑星、天王星・海王星・冥王星の星座は
  星座においては世代、社会全体の動きに働きかける惑星です。

  ひとつの星座に7年から20年ぐらい滞在します。
  この惑星たちがどこの星座に滞在していたかで
  どんな「世代」「時代」であるかがみえてきます。
  ===========================


新しい時代、改革を象徴するみずがめ座とその守護星の天王星が
一緒になっている時代ですから
まさに新しい時代に向かう「改革」「変革」の時代。

さらに夢・ロマンをもたらす海王星にもみずがめ座ですから
改革へのあこがれがじわじわと気づかないうちに
浸透していく空気感。

破壊と再生の星冥王星にレッツゴーのおひつじ座。
この組み合わせもまさに激しい革命的です。


龍馬たちと同世代の人々が
幕末の日本を大きく動かす世代として
生まれたのがわかります。
 


【ふたりの月星座と太陽星座やぎ座】

龍馬伝で描かれるふたりの人物像は
ふたりの星座の特徴がよく出ています。
 
家族を愛し愛された龍馬は月星座かに座。

大切な人を守ろうとするのがかに座の特徴。
臆病で傷つきやすい一面もあります。
大切な人、大切なものにやさしく、守る龍馬のこころは
星座にも出ています。

かに座の物語
http://ameblo.jp/neoluminous/entry-12110005462.html


そして、物質、お金への強い執着を持つ弥太郎は
月星座おうし座。

五感に優れ、豊かさを味わうことに喜びがあるおうし座。
そのためにどんなことにも忍耐しそれを現実化するパワーがあります。

もちろん、月おうしが全員弥太郎のようになるわけではありません。
貧しい家に生まれたことで月おうしが強く働いたのですね。

おうし座の物語
http://ameblo.jp/neoluminous/entry-12088011192.html

 
<星読みワンポイント>====================
  太陽星座は「そうなりたい自分」「そうなっていく自分」
   主に社会に働きかけるときこの太陽星座が活躍します。

  月星座は「そうである自分」 性質は月星座によるところが大きい。
   主にこどものころに出やすい性質。
   家族や親しい人に見せる顔でふだんは隠れていることが
    多いこともあるが、統合されると太陽星座とマッチング。
   太陽星座を輝かせるには月星座が養われていることが大切
 =============================

ふたりともどこか不器用で一途なところは
太陽やぎ、水星やぎかもしれません。

そして、龍馬も弥太郎もやり方は違いますが
”交渉術”に長けていたと感じます。


龍馬はその交渉術でストレートに政治の世界へ
弥太郎はその交渉術で商売の世界を通じて政治に関わっていきます。


案外知られていない
やぎ座のもっともすぐれた能力は交渉だと思います。

権力やパワーを恐れない交渉です。
やぎ座はその交渉にあたり「粘り強さ」を持ちます。

神話でもエンキは
そのときの宇宙神であり、祖父であるエンリルが
世界を滅ぼそうとしたときに
エンリルに交渉して世界を救っています。

龍馬の時にユーモアのある交渉は
まさに「エンキ」パワー発揮でしょうか。

やぎ座の物語
http://ameblo.jp/neoluminous/entry-12115414057.html


時代を動かしたふたりは
まさにやぎ座パワーはもちろん
自分の星のパワーをすべて
全開で使い切ったふたりだったのだと
龍馬伝を見て思います。


龍馬の父上のセリフに

「この世に生まれたからには、
おのれの命を使いきらんとならん。
使い切って、生涯をおえるがじゃ!」


これって、占星術で言えば
星を活かしきって生きることだと思います。

龍馬や弥太郎に限りません。
龍馬伝に登場する人物はみなさん
自分を最大限引き出して生きていたのかと思わせるのは
演出、脚本によるところもあるかもしれませんが

名を残した人物に限らず
幕末はそれぐらいひとりひとりが
自分の力を発揮することが求められ
全員が自分の命のパワーを最大限に引きだして
日本という国が大きな力を帯びて変わっていったのでしょう。


今も新しい時代へ変わろうとしている気運の中です。
わたしたちがやるべきは
それぞれの星、いのちのパワーを最大限引き出して
輝かせることなのではないでしょうか。





ちなみに武市半平太はさそり座。
思い込んだら命がけの人生を生きたね。

人斬り以蔵の呼び名で有名な岡田以蔵はみずがめ座。
仲間のため、改革のため命がけで仕事したよね。


このおふたりも含めて
もう少し龍馬伝の人物や時代を占星術視点で見てみたいと思います。
続きはまた。




◇◇◇
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http://ameblo.jp/neoluminous/entry-12079243724.html