【さそり座の満月とさそり座の物語】
 

”I transform わたしは、変容する”
 

明日5月4日12時42分
さそり座で満月を迎えます。
 

さそり座の月は、
物事の裏側や深い部分をみつめ、
体験してきた出来事の意味を
理解し、許し、手放し、
再生へ向かう変容の月です。
 

さそり座は、「変容」「再生」を
象徴する星座。
 
そして、明日は五月満月
(ウエサク月)でもあります。
 

五月満月は、
日本ではあまりなじみが
ありませんが
京都の鞍馬寺で
ウエサク祭りが行われます。
 

ウエサク祭りとは、釈迦の降誕、
悟りを開いた日、入滅の日が、
全てVisakha月(インド歴第二月)の
第一満月の夜であったという
伝承から来ており
 

天界と地上の間に通路が開き、
強いエネルギーが
注がれると言われています。
 

毎年、五月満月を観察してきて
その強いエネルギーを
実感しています。
 

日中は、天候が不安定になる
傾向がありますが
夜は、洗われた空に満月がのぼり
まさに通路が開くような夜になります。
 
 

では、
さそり座の物語をみてみましょう。
 

 

さそり座にまつわるお話もいろいろと
あるのですが
 

ギリシャ神話では、
海の神ポセイドンの息子オリオンを
殺したサソリのお話が有名です。
 

オリオンは、背が高く大きく美男子で
「俺よりも強いやつはいない」と
豪語していたため、
 

他の神の怒りに触れ
他の神が送ったさそりに刺されて
死んでしまいます。
 
 

そのとき、オリオンもさそりも
星座になっています。
 

さそり座が夜空に昇ると
オリオン座はまるで逃げるように
沈んでいくことは
そんな神話から語られます。
 

大きなからだのオリオンを
一針で殺したサソリ。
 

サソリは「死」を象徴しています。
 

一般的に肉体の死のことを言いますが
 

死というのは
「生」の現象の中のひとつです。
 

ひとつの終わりの形でもありますね。
 

死の後は、
 

「Re-birth」
 

再び生まれる。
 

その在り方が「変容」です。
 

再び、生まれるときというのは
裸(本当の自分)に
なるようなものです。

 

赤ちゃんが生まれるとき
裸で生まれるように
 

ただ、その手のひらを握りしめて。
 
 

つかんだものを
手放さないようにする力は
わたしたちに最初に与えられた
生きていくための力でもあり
 

つかんだものを手放すことは
いつも変容最後の
課題のようでもあります。

 

つかんでは手放し
つかんでは手放す
その繰り返しの中で
わたしたちは
”新しく”なっていきます。
 

わたしたちは
何度も何度も
握りしめた手を
ゆるめるのでしょう。
 

開いたその手のひらには
なにもありません。
 

でも、そのレッスンは
「生きる力」をわたしたちに与え
 

そして、大切な人と手(絆)
をつなぐことを教えてくれます。
 

さそり座は、「生命力」、「絆」
も象徴する星座。

 

現在、空間は
新しい要素(種)との
組み換え中。
 
 
 
この満月で
奥深いところの変容が
ひとつの完成を迎え

物語の第一章を
運んでいく
あらたな生命の力、絆が生まれます。
 

よい満月をお迎え下さい。
 
 




 

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 ルミナ