【おひつじ座の新月とおひつじ座の物語】
 



19日午前3時57分 
おひつじ座で新月を迎えます。
 

今日は、
おひつじ座の物語を紹介します。
 

12星座一番最初を受け持つ星座。
 

それは、
わたしたちの魂の目覚めを
促してくれる星座。
 

長い冬を越えて
春に草木が一斉に芽を出すように
太陽(魂の目的)の方向へ向かい
 
大地に根を張り、
重い土を押しのけて伸びようとする
「いのち」の力の目覚め。
 

そんな季節の牡羊座の物語。

 

神話に出てくるおひつじ座の羊は
翼を持つ光り輝く「黄金の羊」です。
 

一般的に羊というのは
臆病で群れる習性があり、
一匹が動くとあとを
ゾロゾロとみんなついていきます。
 
聖書では、
「迷える子羊」のたとえ話など
ありますね。
 
だから羊飼いがいるのですが
星座のおひつじ座といえば
そんな羊のイメージからは程遠い
チャレンジ精神旺盛で
ひとり前進していくイメージが
強いと思います。
 
多くの方は
太陽星座はもともと
そうである性質を表すと
思うと思うのですが
 
正確には
そうなりたい自分。
そうなっていく自分。
 
そうなるためのパワーを
もらっているという理解です。
 
ですので
おひつじ座の場合、
人生の学びをしながら
だんだん白い羊から
翼を持つ黄金の羊に
なっていくのですね。
 
(イメージ的には
調子のいいとき黄金の羊で
調子ののらない時白い羊)
 
黄金の羊は
そこに立っているだけで
まばゆい存在感を放ち、凛として
まっすぐに行く先を見つめる羊です。
 
 

さあ、物語に入っていきましょう。
 

はるか古、ギリシャ伝説のアタマス王のもとへ
2度目の妻イーノが迎えられました。
 

そこには、前妻の残したふたりのこども
兄フリクソスと妹ヘレーがいました。
 

最初は、イーノもこどもたちと仲良く
やっていこうと思うのですが
だんだんとその存在が疎ましくなり
ふたりのこどもたちを殺そうと計画しました。
 

それを聞いた前妻ネフェレは、
大神ゼウスに祈りました。
 

ふたりは、イーノの計画により
群衆の前で生贄(いけにえ)として
殺される寸前でした。
 

ゼウスに祈りが通じ、
ゼウスは、毛が黄金に輝く
羽の生えた羊をふたりのもとへ送ります。
 

黄金の羊は、
殺される寸前のふたりを背中に乗せ
驚くべき速さで空へ飛び立ちました。
 

羊は空高く飛びましたが
あまりの高さに妹のヘレーは
目がくらみヨーロッパとアジアの
境にある海峡へ落ちてしまいました。
 

(その場所は、ヘレスポント(ヘレーの海)と
呼ばれています)
 

 

兄のフリクソスは、
悲しみを振り切って
ひとりコルキスという国にたどりつき
コルキスで手厚く迎えられました。
 

黄金の羊は、大神ゼウスに捧げられ
その毛皮は、コルキスの王へ贈られ
フリクソスは、その国の王女と結ばれ
しあわせに暮らしたと言われています。
 

この物語の後
この黄金の羊の毛皮をめぐって
さらに壮大な冒険神話が
繰り広げられます。
(『オデュッセイア』や映画『アルゴ探検隊の大冒険』など)
 

おひつじ座は、
富と冒険の象徴でもあります。
 

 

自分の使命を果たすためであれば
危険もかえりみず
全身全霊でエネルギーを発揮するのがおひつじ座。
 
自分の可能性を追求する力。

そこにある「意志の強さ」が生む
凛とした美しさ。
 

そこに向かうとき
人は自由を獲得し美しく輝きます。 
 



4月12日下弦の月では
残りの人生で達成したいことを
意識しました。


このおひつじ座の新月は
達成したいこと、
自分の可能性を追求し
怖れを越えて、冒険心、
情熱とともに進むことをサポートしてくれます。
 
 
時代は序章から第一章がめくられ
新しい冒険の始まりです。
 

 





 <おひつじ座新月の願いごとキーワード>

新たな始まり、行動、革新、熱意、エネルギー、積極性、本能、生きること
正直さ、自分らしくあること、純粋さ、自己発見、探検、自立、自分への信頼
自給自足、勇気、リーダーシップ、強さ、大胆さ、怒り、強引、頭痛、めまいなど  

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ルミ