9日10時38分、うお座で満月を迎えます。
今日は、満月を迎える前に
うお座の物語をご紹介いたします。
12星座最後を受け持つ物語。
性愛の神と美と豊穣の神が
結ばれているうお座は「愛」の象徴。
人が人として生まれ
人と出逢い、別れ
人生の様々な苦難を乗り越え
知っていく愛。
最後の星座が
肉体的な愛と精神的な愛を
象徴する星座であることは
意味深いものです。
【うお座の物語】
うお座のシンボル、
2匹の魚がしっぽで結ばれている絵を
見たことがある人は多いかと思います。
あの2匹の魚は
美と豊穣の女神アフロディーテと
アフロディーテの息子とも言われる
性愛の神エロス(キューピッド)です。
神々の大宴会の日。
絶好調に盛り上がったころ
ガイア(大地の女神)の怒りから生まれたと
いわれる息子ティフォンが現われます。
百の蛇の頭を肩に持ち
身体は巨大で炎を放つ目を持ち
下半身は蛇の姿のティフォン。
神々は、恐れをなして
それぞれ動物に姿を変え
逃げました。
このとき、アフロディーテとエロスは
魚に姿を変え、ナイル川に飛び込みました。
そしてお互いが離れないように
リボンで体を結んだ姿が
うお座のシンボルになっています。
でも、
お互い違う方向へ
逃げようとするのよね。笑。
同じリボンで結ばれながらも
相反する方向へ進もうとする。
その方向は
精神的な愛と肉体的(物質的)な愛。
それらを認め、受け容れることで
人生の海を泳いでいくうお座。
「エロス」ということばは
ギリシャ語で
「受苦」として起こる愛を示すことば。
受苦とは、苦しみを受けること。
ドイツの哲学者ショーペンハウアーは
「受苦」を
『意志が障害によって阻止されること』と
定義しています。
エロスは、性愛の神ですね。
性愛は、長い歴史の中でも
多くの宗教が悟りを邪魔するものとして
禁じています。
そのためか
多くの人に性愛は、精神的な愛ではない
穢れたものだったり恥ずかしいものとしての
印象があるのではないでしょうか。
さあ、この満月は
長い歴史に禁じられてきた
エロス解禁の満月。
去年のうお座の満月とは
一味もふた味も違うのです。(笑)
今までの「愛」という概念を超える
次の次元にきています。
わたしたちはもともと一つでした。
でも、この地球では
それぞれ男性であったり
女性であったり
からだを持って分離しています。
今までの次元では
性愛は快楽にとどまりやすい次元でした。
わたしたちは、
「受苦」を乗り越え
再び結び合うときに来ています。
性愛を悟り(神性)へ変える次元が
開かれます。
道が開かれた場所にある道祖神は
男女のペアですよね。
わたしたちは
大切な人と愛し合って道を開いていきます。
だから今、伝えたいことは
こころもからだも
「もっと愛しあっていい」ってこと。
◇◇◇
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ルミナ