【11月新月とさそり座の物語】

さそり座というと
ギリシャ神話では、
海の神ポセイドンの息子オリオンを
殺したお話が有名です。

オリオンは、背が高く大きく美男子で
「俺よりも強いやつはいない」と
豪語していたため、神の怒りに触れ
その神が送ったさそりに刺されて
死んでしまいます。

そのとき、オリオンもさそりも星座になっています。

さそり座が夜空に昇ると
オリオン座はまるで逃げるように沈んでいくことは
そんな神話から語られます。


大きなからだのオリオンを一針で殺したサソリ。
しかも、その仕事振りは、
神の命令に忠実で確実。
人知れずチクリとやっただけで、
オリオンに知られないうちに帰ります。

”必殺仕事人”な印象の強いさそり座です。


でも、これは、
さそり座のごく一部にしか過ぎない
物語です。


その”さそり”を遣わした「女神」を
追っていくとその女神像は
遠くメソポタミアまでさかのぼります。

さそり座に住んでいるとも言われる
豊穣、生命、愛、戦い(征服)を司る女神です。
そして、大地と冥界両方を行き来します。


炎のような激しさと深い愛、並外れた強さを持つ女神は
「生命」と「死」を象徴します。

生命と死(再生)
物質と霊
自我と自然
性愛と愛
征服と手放し

それらを深く探求し
「源」へ向かう星座ともいえるでしょう。


生命と死(再生)を司るさそり座が
この時期に”ある”ことは、興味深いです。


なぜなら、今回11月新月は2014年サイクルの始まりですが
2005年より空間の働きを観察してきて
毎年10月末~11月最初は
翌年のサイクルの始まりであることを
観察してきました。

10月末は、マヤもひとつのサイクルの終わりと始まり
ハロウィンなどもそうですね。

古代より、この時期は、
終わりと始まりのタイミングであったことが
わかります。

そのタイミングにあるさそり座。


生命というものの根源に触れ
その矛盾を「自我」を持って探求し続ける
星座が今このタイミングに教えてくれることは


今ここは

根源へ還りながら(ワンネスへ帰りながら)も
”自我”へ戻り、さらなる探求をする・・・

まるで女神が大地と冥界を行き来するように


その相反するものの循環が
いのちの力を生み出すことを
さそり座は教えてくれます。



相反する力の循環が始まる。

ここまでわたしたちは
自分の中の相反するもの、認められないもの
そんなものに向き合ってきました。

そして、でも
やっぱり自分って”ここ”よねというポイントを
先月当たりみなさん見つけたのではないでしょうか。

先月はそのバランス地点を
てんびん座が教えてくれました。

さそり座は、さらにそこから
循環(回転)していくことを教えてくれます。


自我とワンネスの循環
右脳と左脳の循環

そしてその回転が
あたらしい可能性を生み出していく”パワー”になることを
さそり座は教えてくれるのです。








さそり座の願い事は、今日のメルマガと明日の記事でUPしますね。


◇◇◇

いつも、みなさま宙模様を読んでくださって
ありがとうございます。



みなさまの今日一日が豊かでありますように。
感謝をこめて。


ルミナ