参謀長の飼育日記　トウカイナガレホトケドジョウ繁殖編⑤　幼魚

さて、稚魚まで育ったトウカイナガレホトケドジョウ。

安定期に入ったのであとは換水しながらエサの配合を変えるだけです。

●幼魚期の餌

冷凍ワムシ+冷凍ベビーブライン

冷凍ベビーブライン+冷凍ミジンコ

冷凍ベビーブライン+冷凍ミジンコ+人工飼料（粉末タイプ）

魚の成長に合わせ徐々に大きなエサへ配合を変えていきます。

※費用と手間を惜しんで人工飼料のみに頼ると底床の腐敗が速まるので注意すること

トウカイナガレホトケドジョウ　幼魚　

孵化後５０日目　全長約３０㎜

生殖腺のようなものが発達

孵化から５０日足らずで生殖腺らしきものが見えるようになりました。
このペースだと来年の繁殖に参加出来そうですね。

親と子

トウカイナガレホトケドジョウはナガレホトケドジョウとほほ同じ生態をしており、今回はナガレホトケの応用で飼育と繁殖が出来ました。

ナガレホトケドジョウの繁殖行動でみられたオスの巡回行動が観察できなかったのが心残りですね。

産卵床に陣取っていた個体を調べるとまさかのメスだったという……。

たまたまメスが産卵床に隠れていたのか、オスが巡回行動を行わないのかは不明です。

あと成長が速い！

孵化から２ヶ月足らずで生殖腺が発達してきました。

ナガレホトケドジョウが成熟まで２年掛かったことを考えれば驚異のスピードです。

ただ野生下の個体は十分なエサが摂れず痩せているので飼育下より成長は遅いでしょうね。

成長速度

寿命

繁殖期オスの巡回行動の有無

ナガレホトケドジョウに比べて機動力に欠ける

やり残しはこのくらいですねえ。

このちょっとのやり残しの解決に何年も掛かるのが生き物の世界……

おしまい。。。