お話を伺っていくうちに、 ほとんどの方は
ほっとしたように 泣いていかれます。
先日のセッションでは、幼いころから、大人になってまで
学校や職場、現在の家庭環境で虐待を受けている方でした。
その話事態は淡々と話されていらっしゃったのですが、
自分のこととなると もう取り乱すほど魂からの嘆きの涙で
壊れそうなくらいつらそうになってしまうようでした。
自分が そんなトラウマたちに反応して ちょっとしたことで感情的になり
自分をコントロールできないから 人から偏見で見られてしまう。
自分が醜くて 必要とされていないのなら どうして生きているんだろう。。。と
自分を追い詰めて 責めているようです。
ハートチャクラは、冷え切っていました。
いろんな状態を見てきましたが、
かなり古いエネルギーがコンクリートのように固まっていて
底が深い状態。
むやみに触ると これが溶けて暴れだすほど 終始つかない状態。
少しづつ とかして 処理していくしかないな。。。という感じでした。
また、エネルギーワークを他でたくさん受けており、
その影響もあって、完全憑依体質です。
あまりにもつらいハートの傷が ときどきうずくので
強烈な刺激を求め、
安易に恍惚感があるもので忘れようとした結果、それがスピリチュアルにも手をつけたので、
トリップするんです。
戻ってきたら、戻りきってないので、憑依されます。
憑依というと、おどろおどろしいなら、霊媒体質といってもいいかな？
これには、何パターンかあります。
霊とかに敏感になるよく知られているタイプと違って、
彼女は 霊に限らず、人の観念や 思想、 磁場のエネルギーなど
感情エネルギーとリンクするものなら何でも食事するように無意識に取り込んでいく。
スポンジ状態とは違って、実は、自分をいじめるかのように選んでいるというタイプ。
霊媒状態になると、自分がそれと一体化しているために自覚はありません。
他の人から見て、いつもと違うと感じる程度です。
私のところへ来た時も 軽い霊媒状態になりましたが、
どこか、用心深さもあって、かなり本当の自分じゃなく演じているという感じがしました。
つまり、本人であっても、素直に見せないぞ、というブロックがかなり強く、
かわいそうな人を演じて私の出方をみるという癖がついているようでした。
わずかに見せる本人の素の心をセッション中にさぐりながら、
演じて涙を出せるとはいえ、
本当の心の悲しみからしか演じられないとわかったので、
魂を相手に 抱きしめる（ハグ）する方法を取りました。
それは、憑依が始まって、体が震え、以上に恐怖に氷ついている本人と戦っている状態があったとき、
いまだ！と わかったので、
マリア意識状態に自分を持って行って ハグし、
おびえた素の魂をリーディングしながら、魂の光を見失いように包みました。
彼女のきれいな光を 体から出さないように 表面のもろもろではなく、
核の彼女をハグするように。
震える両手を
震える肩を
背中を
さすったり、握り締めたり
私のハイヤーセルフが 別の光を杖で照らすように 浮かんで立っていて、
同時に私自身と一体化していて
少しもひるまない自分、ゆらながい 女性性いっぱいの自分で 包む。
ゆっくり つぶやいてました。
「。。。 大丈夫。 大丈夫。 受け止めるから。。。」
すぐには収まらなかったのですが、ようやく震えがとまり、穏やかな表情になり、
彼女自身の魂が体にしっかり戻ってきて、
硬直していた体がほぐれ、委ねるようにもたれかかってきました。
もう大丈夫。
こういうことを もっと彼女が受け取る機会があれば、
少し時間がかかるだろうけど、
ゆっくりと 傷が癒えていくと確信しました。
後日、彼女が友人に
いままでたくさんの精神科医や、ヒーラーに診てもらってきたけど、
私のハグが一番うれしかったと 心から言ってたとお聞きしました。
でも、彼女の心の旅はまだ終わらない。
ハグのような母性の愛を ようやく受け取ることができたので
次に発作のように枯渇したときに、
それを求めて 別の苦しみが襲ってくるでしょう。
心って 簡単なものではありません。
この苦しみが、実は、ふつうの悩んでいる人のつらい！という苦しみに当たるから。
また、強烈に残っている彼女の不幸な体験の記憶は けして消せないので、
たとえ幸せを感じる穏やかさを持てたとしても、
その記憶を受け入れ学びにつなげるまでは
また かなり高度な 心の葛藤と成長が必要です。
ご本人には これらの状況は伝えていませんが、
ゆっくり 気づいていくことを 祈りつつ
見守りたいと思っています。