たくましくなりたい | ぷしゅけーさんはオラクルカードと戯れる

ぷしゅけーさんはオラクルカードと戯れる

発達障害のため医師に
「あなたの脳内年齢は15才くらいで成長が止まったままです」
と言い渡された子供のような女の生き様

初めて引越しをしたのが14のとき。
生まれ育った場所から離れるのが怖くて仕方なかった。
同じ大阪府内でも全く知らない場所。
転校もしたし、環境の変化についていけなかった。
虐待や暴力があった家なのに一番心安まるのは生まれ育った、あの家しかない。

それからも何度も引越しはしたけど、その都度、何とも表現しにくい不安とつらさで一人でよく泣いていた。

今度は家族もいなければ連れ合いもいない。誰もいない。
ヘルパーさんはいるものの、一人っきりの生活が始まる。
しかし、思い返してみれば、いつも誰かが一緒でどこか依存的なところがあったように思う。

そう思うと今、私は、ようやくこの歳で巣立つ準備をしてるのかもしれない。
「生きる」という根本的な意味に真正面から対峙する時期。
考えさせられる時期なのだろう。

一人になって、やっと「守られ助けられていたんだ」と思い知らされるのだろう。
そして、心の底から湧き上がるのは「感謝」という気持ちのように思う。

引越ししてから、しばらくは心細くて泣く事も多いと思う。

しかし、「感謝」という気持ちに気づけたら、私は強くなれる。何故か今、不思議とそう思える。
まるで、ライオンを手懐ける女性のようになれる。そんな気がする。
  
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