設計士と揉めながらの家づくり | S-CRAFT®新原オフィシャルブログ「住み心地」の追求

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リアルタイムではありません、、

そして僕が書く記事、、そのほとんどは現場サイドから見た内容です。

 

 

一般の人が家づくりで一番気になる部分

 

 

 

そこを書いているのがこのブログです。

 

 

 

 

 

僕が一条工務店で大工棟梁をやっていたのは皆さんご存知の通り。

すでに、だいぶ昔の話になっています・・

 

 

今、うちの工務店が他とちょっと違うのはそれが理由です。

 

 

 

 

ずっとね、自分で家を建ててきたんです。

いろんな職人さんをたくさん見てきたし

 

どうしようもないくらい面倒な間取りもありました。

 

 

 

 

 

 

いろんなハウスメーカーの家を作ってきたけれど

一番お世話になったのは一条工務店です。

 

 

 

 

 

当時の一条、今みたいなアイキューブってのもなくて

セゾン、ブリアール、純和風のシリーズだけでした。

 

ハウスメーカーの中でも本格的な木造住宅だったし

「一条工務店の大工やってる」というのも誇りだったな・・

 

 

高気密、高断熱のI-HEADってのも途中から出てきたんですよ。

 

 

 

 

 

 

当時、営業さんがお客様と打ち合わせをして基本間取りを決め

それを設計部で図面にしていたんですね。

 

今は知りませんが・・

 

 

 

 

 

 

だいたい、、現場監督と大工打合せの時に図面を見ると営業さんがわかる(笑)

 

当然、完成すればもっとわかる。

 

 

 

 

それくらい、当時は個性も出ていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

僕が大工見習時代、自分の親方が現場で

「たく、、なんでこんな設計にするのかねー」と良くぼやいてました。

 

 

 

図面上でもイマイチ解らないくらいゴチャゴチャした納まり・・

(納まりとは作る上での組み合わせですかね)

 

 

 

 

 

 

当然ながら現場でも納まらない(笑)

すかさず現場監督に連絡し・・

 

 

「おい!今すぐ設計呼べ!!」なんてやってましたよ。

 

 

 

 

僕はそんなやりとりを影から見ていて

「まぁ親方、そう熱くなりなさんな」と思ってました。

 

 

 

 

 

 

 

晴れて僕も独立して棟梁となった!

いざ、、誰にも頼らず作って行く。

 

そのプレッシャーもなぜか心地よく、早く綺麗に家づくりをすることを心がけてました。

 

何棟か建てていく中でやたら面倒な間取りにあたります。

それを作って行けばいくほど「この家、住みにくいよな・・」って思うように。

 

 

 

 

 

 

その物件、、「あら?図面通りなのに納まらないな・・・」

 

自分なりにその場で試行錯誤し、、格闘しながら

 

「うー!どうやっても納まらない!!」

 

 

 

 

電話を取り出し・・

 

「ちょっとすぐに設計を連れてきて!」と言ってました(笑)

(ニュアンスはちょっと違うけど・・笑)

 

 

 

 

 

設計も現場に来て

 

 

「あ、これは納まりませんね・・」って。

 

 

 

 

で、そうなると決まって

「なんとか現場で納めてください」となる

 

 

 

 

 

 

いや、、それってお客様 了承済み!?笑

 

 

 

まぁ良いですよ、職人としてきっちり納めますわ!!

 

で、そう作業してるとだいたい

 

 

 

 

「お疲れさまです♪」とお客様が見学にやってくる。

 

 

 

 

「あれ?なんか図面と違いますね・・」なんて言われちゃうと

もうどうにもならない(笑)

 

 

 

 

 

 

でも、これって今だから思うけれど、現場で加工して作ることが多かったから

「あれ?ここどうなるんだろ?」って疑問が多かったんです。

 

 

 

 

それ以降、パネル化された住宅ではそういった疑問も出てこなくなり

「パネルを組み立ててるだけでしょ」とか言われるようになり

 

 

 

 

僕は大工放浪の旅(色んなメーカーまわり)にでました。

結局、大工を辞めたけれど。

 

 

 

 

 

今、、うちが作ってる住宅は

「社長、ここどうやって納めんのよ」と電話来ます(笑)

だって、、

 

             こんな家ばかり作ってるからね!!