2011年3月11日の宮城沖の地震の直後に発生した箱根火山の地震



(03月17日18時30分更新)





2011年03月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0)の地震の直後から、箱根火山周辺においても群発的な地震が発生しております。





3月14日04時以降は1時間に10回未満の地震活動が続いています。





1.地震活動

 3月15日17時00分現在、箱根火山における地震数は856回に達しています。これまでの最大地震は、3月11日15時08分のM4.8です。この付近では、1994年に群発地震活動(最大M4.9)が発生しています。その後、M2前後の地震が続いていますが、宮城県沖や茨城県沖での地震の波がかぶっており、正しい値でない可能性があります。



 地震活動は箱根峠付近で始まりましたが、その後、駒ヶ岳、金時山、芦ノ湖の北側など広域にわたっています。



 宮城沖で発生した地震の余震の揺れに加えて、箱根カルデラ内ではこれらの地震による振動を感じることがあります。

また、温泉地学研究所が展開している地下水位観測点でも、地震動による地下水位の変化が捉えられました。真鶴港の潮位計では、宮城県沖で発生した地震による津波(最大約90cm)を観測しています。到達時刻は15時35分ごろに見えますが、絶対時刻が数分程度ずれている可能性があります。気象庁による小田原港の津波到達時刻は15時48分(最大90cm)でした。





2.地殻変動

今のところ、特に異常は見られません。







図1:箱根火山の地震活動(最新10日間)

涙を馬のたてがみに心は遠い草原に… -温地研箱根震源




涙を馬のたてがみに心は遠い草原に… -神奈川県温地研MT_HAKO_0010d.jpg




〔記事は以上です。Source by 神奈川県温泉地学研究所








この箱根火山における地震の急増アップ

そして03月15日22時31分頃に発生した静岡県東部を震源とするM6.0の地震(静岡県富士宮市で震度6強)




これらから見えるものは…







木村政昭・琉球大名誉教授ならズバリ答えてくれるはずです。