衝突直前の2つのブラックホールのイメージ図(国立天文台提供)
(産経新聞)
北の空のアンドロメダ座にある巨大楕円銀河「3C66B」(距離約2.8億光年)の中心で、2つのブラックホールが互いに回転しながら近づき、あと500年程度で衝突する状態にあることが、国立天文台、名古屋大、岐阜大のグループによる観測で分かった。1日発行の米天体物理学専門誌で発表した。
研究チームは平成15年、3C66Bの中心核の公転運動を観測し、ペアのブラックホールの存在を発見。今回、国立天文台の野辺山観測所(長野県南牧村)のミリ波干渉計と、フランスのビュール高原電波干渉計(PdBI)の観測により、2つのブラックホールが太陽と地球の距離の1000倍程度まで接近し、衝突まではあと500年程度と推定されることを突き止めた。
誕生から137億年の宇宙の時間スケールでは500年は“一瞬”。
衝突直前の2つのブラックホールの存在を強く示唆する観測は世界で初めてという。小さな銀河が次々に衝突して巨大楕円銀河や巨大ブラックホールができていくとする銀河形成仮説を裏付ける成果で、研究グループはさらに詳細な観察を続ける。
〔記事は以上です Sauce by 産経新聞〕
宇宙137億年のタイムスケールでは、500年は「ほんの一瞬」ということです。
地球50億年の歴史で見ても、人類が出現したのは『つい最近』
そう考えると、ヒトの一生なんて、まばたきする間に終わっちゃうんですよね