2004年
台風23号10月13日にマリアナ諸島近海で発生。宮古島の南東で超大型で強い台風となった。強風域は最大で南側1,100km、北側600km、最低気圧940hPa。上陸の1時間前には、勢力が少し衰え超大型から大型になったが、秋雨前線を巻き込んだ大型で強い勢力で10月20日12時に高知県土佐清水市に上陸。これは、四国に上陸した台風の中では上陸日が最も遅く、日本上陸台風では過去3番目に遅い上陸となった。その後大阪府泉佐野市に再上陸。本州中部地方内陸を横断して急激に衰弱※
10月21日に関東地方から太平洋へ抜けた時には温帯低気圧となっていた。※本州縦断により台風の中心が日本アルプスにぶつかって急激に勢力が衰えた。高い山脈により大きな摩擦力が雲や風にかかり、台風がエネルギーを大きく消耗したためと考えられている。
この
台風23号による死者・行方不明者は全国で98人。そして、台風通過から2日後‥2004年10月23日17:56
新潟県中越地震
発生規模:Ｍ6.8最大震度:７(新潟県川口町）
死者:68人
そして、2007年7月には‥
。
2007年7月12日台風4号の最盛期=935hPa2007年7月13日、沖縄に接近。那覇市で最大瞬間風速56.3メートルを記録（7月の観測史上最大）。
7月14日14時、鹿児島県大隅半島に上陸。宮崎県日南市油津で最大瞬間風速55.9メートルを記録（油津での観測史上最大）。その後、宮崎県から日向灘へ進む。
同日21時、足摺岬を通過。四国沖を通過する。
7月15日5時、潮岬を通過。本州南海上を東進、午後には伊豆諸島を通過する。
7月16日9時、関東の東で温帯低気圧に変わる。
7月に上陸した台風として上陸時945hPaの最低気圧を記録。
台風9号が通過した翌朝2007年7月16日
新潟県中越沖地震
規模:Ｍ6.8
さらに、過去には‥
1923年9月1日
午前6時の天気図
台風が能登半島付近に
そして、
1923年9月1日
午前11時58分
関東大震災
発生規模:Ｍ7.9
死者:15万人
古い時代なので、関東大震災前の台風の強さなどよくわかりませんが、新潟の二つの大地震前の台風はかなり強かったことが記録からわかります。今回の台風14号も最盛期は10月28日に935hPaとかなり低い最低気圧を記録しました。
さあ、今回の
台風14号はどんな地震のトリガーとなるのでしょうか