パ・リーグ
クライマックスシリーズ
◇ファイナルステージ第５戦
10月18日
ヤフードーム
ロ|000 000 302 5
ソ|100 000 010 2
ロ|H:11 E:0
ソ|H:7 E:0
【勝利投手】内 1勝 0敗 0S
【セーブ】小林宏 0勝 0敗 2S
【敗戦投手】ファルケンボーグ 0勝 1敗 0S
◆バッテリー
ロ：大嶺、小野、○内、伊藤、S小林宏＝里崎
ソ：大隣、●ファルケンボーグ、攝津、森福、金澤＝山崎
◆本塁打
ロ:清田2号2ラン(9回・森福)
ソ:なし
これで５戦して 
マリーンズ3勝2敗
アドバンテージを加えて3勝3敗のタイに
シーズン『結びの三番』を勝ち抜いたように、ギリギリなところでチームの『和』が結集するのがマリーンズ
一つの負けも許されない状況から、起死回生の勝利を掴んだ昨日の渡辺俊介の好投を生かすためもにも負けられない今日の試合。さてその展開と勝敗を分けたポイントは‥
7月20日以来、3ヶ月ぶりの１軍登板となったマリーンズ先発の大嶺は、１回裏２死２塁から小久保に適時二塁打を浴びて0対1と先制される。
ホークスの先発・大隣に完全に抑えられていた打線は４回二死からようやく３番井口がチーム初安打。しかし５回まで大隣に2安打、7三振で無得点。
マリーズは３回から救援した二番手・小野が、５回まで追加点を与えない好投。
6回、小野は1死から小久保に安打を打たれたところで、3番手・内へ。2死1,3塁とピンチを迎えたが、内は松田を見逃し三振に仕留め、流れを引き寄せる。
ピンチを脱した直後の7回表、ホークス2番手ファルケンボーグから先頭の3番・井口が二塁打を放つと、暴投で三塁へ進塁。
ここで、このシリーズ不信の４番サブローは送りバンドを試み、二度ファールとなったが、その間にフォークボールがワンバウンドのワイルドピッチとなり、井口は三塁へ進む。
フルカウントからストレートに絞った読みが的中し、
は適時二塁打を左中間に運び、遂に1対1の同点に追いついた
5番・今江の犠打で1死3塁とチャンスを広げると、代打・福浦が救援の攝津からライト前タイムリー
2対1と逆転に成功
さらに金泰均の安打で繋いだ2死1,3塁から里崎の適時二塁打で、3対1と点差を広げた。
打線の援護を受けた内はその裏を3者凡退に封じ、8回からは4番手・伊藤がマウンドへ。
伊藤は先頭の本多に安打を打たれると、オーティズにレフト線に適時二塁打を浴び3対2と1点差に迫られ、なおも無死二塁。
しかしここで4番・小久保を空振り三振､5番・多村をサードゴロ、6番･代打ペタジーニをセカンドゴロに抑え、同点を許さない
マリーンズ5番･今江が７回無死二塁から送りバンドでチャンスを広げたのと対照的な攻めがこの試合のポイントだったと思う。
4番･サブローが、結局は送れなかったが、バントで繋ごうとしていた｡ホークスは4番だろうが、やはり短期決戦だからこそ小久保にバントさせるべきだったと思う。
マリーンズは9回表、2死から1番･西岡が二塁打を放つと、2番･清田が左翼席に飛び込む２号２ランホームランを放ち、5対2と突き放した
昨日、９回裏の守備で飛球を追って激突
して心配させた二人が、今夜は勝機を引き寄せた
守護神・小林宏が最終回を３者凡退に抑え試合終了。
ファイナルステージ突破に逆王手をかけました。