IH調理器で健康被害か!?喫茶店夫婦「不整脈」と提訴ビックリマーク


三洋電機「欠陥ない」あせる



IH(電磁誘導加熱)調理器を使い続けて不整脈などの心疾患になったとして、神戸市内で喫茶店を営む夫婦が製造元の三洋電機を相手取り、約8900万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしていたことが5日、分かった。
三洋電機は「ごく微量の電流が流れることは認めるが、健康被害が生じるような欠陥はない」として全面的に争っている。近年需要が増えているIH調理器の安全性をめぐり、双方の主張は真っ向から対立しており、司法判断が注目される。


訴状によると、夫婦は2004年4月、IH調理器を購入し、店で使用。2005年2月、調理を担当していた男性(64)が心臓病にかかり、同年6月にはペースメーカーを装着した。



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カメラ喫茶店主夫婦が使っていた卓上IH調理器。ポットの取っ手がプラスチックなどで覆われていなかったため、電流が体内を流れたとみられる。(カメラ写真:産経新聞)



妻(58)が調理を交代したところ、2006年10月ごろから妻にも不整脈の症状が出始め、次第に悪化した。2007年1月、IH調理器の影響を疑い、ガスコンロに変更すると、妻の不整脈は沈静化したという。


徳島大が夫婦の依頼を受けてこのIH調理器を使って実験したところ、ステンレス製の調理器具には、周波数2万~6万ヘルツの電流が流れ、一定の接触条件で人体にも流れることが判明。2008年8月には、三洋電機の担当者も実験に同席、電流の存在を確認した。

徳島大の伊坂勝生名誉教授(電気工学)によると、IH調理器に乗せたステンレス製の鍋などに片手で触れるだけでは人体に電流はほとんど流れない。


しかし、プラスチックなどで覆われていない鍋の取っ手を片手で握りながら、もう片方の手がトッププレート縁の金属部分やステンレス製の流し台に触れるなどした場合、手を通って人体に微小電流が流れるという。

IH調理器からの電流について、伊坂名誉教授は一般の家庭用電源(周波数50~60ヘルツ)の電流よりも刺激は小さいとしながらも、「人体への影響に関する研究データがほとんどない。心臓の弱い人や病気の人が毎日調理で使うことを考えると医学的検討が必要ではないか」と指摘する。

一方、三洋電機は「高周波数の方が人体への影響は小さくなる。原告側の主張は根拠がない。製品は電気用品安全法に基づく技術基準を十分満たしているむかっ」と反論している。


〔記事は以上です←Sauce by 産経新聞〕



今、建築中ビル自宅のキッチンはオール電化を考えていたが、大丈夫かなガーン


IHの売れ行きに影響を与えるのではないでしょうかシラー