今回の大地震は中国。2年前に四川地震のあった四川省から北西に隣接する青海省で発生した。


発生日時:2010年04月14日08:49(日本時間)
震源地:中国西部、海南省玉樹チベット族自治州
規模:M7.1
震源の深さ:33km


国営新華社通信によると、これまでに死者は600人、負傷者は約1万人に達しているという。チベットに程近い山岳地帯である事や、大型重機の不足で救援活動は難航している。

中国政府は、各国ボランティア団体からの救助チーム派遣の申し出に対し、奥地で山岳地帯であることを理由に、自国で対応するとして断っている。

“高山病“の危険が高いこともあるが、チベット民族との間で続く国内政治紛争、またこの地方がかつての地下核実験により放射能汚染地帯となっている事実の発覚を恐れたことが要因にあると、自分は見ている。


この地域では、日本の冷たい春と同様に、数日間は冷たい雨が降り注ぐと予想され、被災者及び救援隊の体温低下が心配される。

中国国家洪水干ばつ対策総指揮部は3月23日、中国西南部の多くの地域(760万ヘクタール)では3月中旬以降、雨が降らず干ばつ被害(2,271万人の飲用水不足など)が拡大していると発表した矢先の被災だった。



今回の地震発生の背景には、既報のように太陽活動がある。

3月26日から、4月12日までに高速太陽風・CME・南向き磁場・高エネルギー電子が 100,000に達するなど、太陽活動の活発化が『宇宙天気ニュース』などで報じられていた。


◆4月7日 07:15(日本時間) インドネシアスマトラ島北部 M7.7 震源の深さ46km


◆4月5日 07:40 (日本時間) メキシコ西部バハカリフォルニア州 
規規:M7.2 震源の深さ:約10km


そして今回
◆04月14日、中国西部・青海省。規模:M7.1、深さ:33km


4月に入り、実に3度目の大地震が発生している!!


地震エネルギー蓄積の多いエリアに太陽活動の活発な期間が18日間続き、トリガーの新月(4月14日)、下弦(4月6日)前後に、溜まっていたエネルギーの一部が解放された。


アイスランドでは、南部のエイヤフィヤットラヨークトル火山が、噴火。

以下、毎日新聞の記事から引用。

【ロンドン会川晴之】アイスランドで14日に噴火した火山の影響で、火山灰が15日には欧州北部に広がった。各国の航空当局は、エンジン故障などによる事故を回避するため、相次いで飛行禁止措置を発令した。

英国では、正午(日本時間同日午後8時)から、全空域での飛行を禁止した。日本からロンドン、アムステルダムに向かったJALの飛行機旅客機が引き返すなど、欧州の空の交通網は大混乱に陥っている。

英国のほか、デンマークやオランダなどが飛行禁止措置をとるか、同日夕からの実施を検討している。

 成田を同日昼前後にロンドンに向かった日本航空、全日空便と、成田からアムステルダムに向かった日本航空便は、成田に引き返した。

 航空当局によると、火山灰は約1万6000mの高さに達して南下しており、同日午後には英国北部に達する見込み。


噴火は現在も続いている。ロイター通信によると、アイスランド当局は氷河が溶け、洪水が発生する恐れがあるとして周辺住民約700人に避難勧告を出した。

〔記事は以上です〕


最新情報によると、JAL、ANAは、ロンドン便の他、パリ行き直行便、フランクフルト行きなどの16日以降の欠航が決定し、再開の見込みは不明のようです。
この時期、ヨーロッパ方面への旅行、飛行機ビジネス客などは、不運ですねガーン


一方、日本では14日、北日本で春の吹雪や強風による被害が相次ぎ、北海道広尾町では、最大瞬間風速40.6m を記録するなど、台風台風並の暴風が吹き荒れた。


今後、北海道の北部及び東部、東北地方の太平洋側では、低気圧が過ぎ去り、高気圧の支配下になったタイミングで、地震が発生しやすくなるのでご注意ください。