《源泉の水位低下 人気施設ピンチ島田市「加水などで対応」》



 静岡県島田市は6日、同市伊太の市営温泉施設「田代の郷温泉 伊太和里(いたわり)の湯」で、源泉を十分にくみ上げられない状態が続いているため、源泉の水量を見ながら、当面は水道水を加えて沸かし湯にするなどして営業すると発表した。

記者会見した桜井勝郎市長は、遅くとも 3月24日からは同市川根町笹間渡の温泉施設「川根温泉 ふれあいの泉」の湯を運んで営業するとの考えを示した。

 島田市によると、3月5日日午前10時頃、地下604mまで水位が下がったため、水中ポンプが自動停止し、源泉をくみ上げられなくなったという。源泉の水位が通常の地下230mから大幅に低下しているためで、ポンプの異常ではないという。
今年1月9日に地下231mの水位を確認して以降、水位は下降を続けていた。6日夕には水位が一時上昇し、ポンプが再稼働したが、完全復旧するかは不明という。
 同館は 昨2009年4月に開館し、休日には1日約1000人が訪れる人気施設。市は「源泉が枯渇した訳ではないが、(温泉の)掘削業者と共に早急に原因を調査したい」としている。

 川根温泉からの湯を運んでも、源泉露天風呂などは利用休止となる見込みだという。水道水を沸かして対応することになった場合でも営業は続けるが、一時的に温泉ではなくなるため、通常の利用料(中学生以上500円)から入湯税分(同150円)を割り引くことを検討しているという。



〔以上、『読売新聞』から引用〕




地下水の水位の急な低下は、地震前に断層が割れ出して、その割れ目に地下水が流れ込むために起こる現象による場合が、しばしば見られ、この現象が地震前に観測されたことが記録されています。

涙を馬のたてがみに心は遠い草原に… -STIL0012.jpg

静岡県島田市…場所が東海地震の推定震源域に近く、地図で確認したところ、2009年8月11日に駿河湾で発生したM6.5の地震の震源から近く、さらに近くには浜岡原発もあります。


メモ毎日新聞の記事によると、島田市役所の担当者は、「過去の記録から、地震前兆の地殻変動が原因かも知れない」と語っていたそうです。

不気味ですガーン